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初「一人映画館」の感想

いきさつ

「一人カラオケ」と「一人マクド」は好んで頻繁にしているけど、「一人映画館」は人生で昨日が初めて。

理由は、映画好き!って程でもないから映画館に行くこと自体が少ないから。もう一つは、映画館で映画を見ることは、どちらかと言うと、映画の内容より「見に行く」というイベント性がメインだと思っていたから。それだったら一人でなく友だちと行く方が良いかなって思ってた。

あとは料金が高い。1000円なら良いけど1800円はお財布に厳しい。ケチな私にとってはかなり気になるポイントだ。

それなのに見に行くことになったのは、以前から「沈黙のパレード」を見たいと考えていたことと、昨日が10月1日で料金が安かったこと。私が映画を見に行きたいと興味を持つのが珍しいので、この機会にやってしまおう!と一昨日の9月30日の夜に決めた。

一人で映画館に行ったことの感想

一人で映画館に行くのは何となく寂しい気がしていた。「ぼっち」感が強まるのではないかと。行ってみると、映画館全体が薄暗かったので、そこまで人目は気にならなかった。

行った映画館では、コロナ対策として、前方が左右の人と並んで座れる「ファミリーエリア」、後方が左右の人と並ばずに済む「間引きエリア」に分けていた。間引きエリアがあることで、ぼっち感も軽減されたので、もし、一人映画館にチャレンジしてみたいけど迷っている人はチャンスかもしれない。

私は間違えてファミリー席に座ってしまったけど。

開始時刻の直前にチケットを購入したとき、残っている席のうち最も後ろが全体の真ん中あたりだったのでそこを取ったが、エリアの境目がどこなのかは書いてなくて座ってみるまで分からなかった。

まあこれも面白いかと思って楽しむことにした。

そして、これも映画館に慣れていないので驚いたが、映画を見ながら飲食する人は多いらしい。今は映画館での飲食は解禁されているらしく、隣の人たちはポップコーンと辛いポテチみたいなのを食べていた。逆の隣の人たちはマクドを持ち込んで食べていた。

一人で映画館に行って映画を見たことの感想

一人で映画館に行ったが、大勢で見ていることを意識した。今回見たのは「沈黙のパレード」。「ガリレオ」シリーズが好きで、テレビでよく見ていた。家でテレビを見るときは大抵1人。家族と一緒に見ていたとしても最大3人だ。それが、映画館では同じ時間・同じ場所で何十人もの人と一緒に見ている。友だちと一緒に映画館に行ったときは、「友だちと一緒に見た」という印象だったが、一人で見に行ったことで館内の全員と一緒に見ている気がした。

隣の人たちの食べ物のにおいが(私にとっては)結構キツかったが、それも大勢で見るからこそ起こることだと思うと面白かった。

沈黙のパレードは、福山雅治さんと柴咲コウさんが久しぶりにコンビを再開してタッグを組むことが売りの一つにされていた。昔の若い頃のも良かったが、少し年を重ねた2人のやり取りを見たいというところに興味を惹かれてていた。もちろん、東野圭吾さんの話が好きで内容としても見て見たかった。

話はかなり重めの話だったので、話を見終えたという爽快感はあったものの、気持ちはサッパリするものではなかった。一人で行くと、せっかく映画館という特別な場で見たのに感想を言い合う人が居ないのが残念だと思った。

しかし、間違えてファミリーエリアに座ってしまったことラッキーがもう一つあった。両隣の人たちの感想を聞けたことだ。

左の人「めっちゃ沈黙ってたー」

右の人「一番良いところで寝ちゃった」

なるほどな、と思った。


また見たい映画があれば一人で行ってみようと思う。