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落ちこんでもひとり

また落ちた。

人生ずっと落ち続けているかもしれない。

中学受験も高校受験も大学受験も。
英検準1級も。短期のアルバイトも。

公募にチャレンジし始めたのは2022年から。小説家に憧れて、初めて小説を書いたのが20歳の頃。
文章を書くのは好きだったし、小学生の時に学校の代表になったこともある。ブログがきっかけでできた友達もいた。

でも初めて書いた小説は中学や高校時代から文芸部で書き続けてきた人や本気で小説家になりたい人たちがいるサークルの中ではまるで赤ん坊で、支離滅裂どころか、ただ文が連なっているだけの小説とは程遠いものだった。

自分が書いた文章にそれなりに誇りと自信があったのも散り散りになって恥ずかしさで、2回目の合評会に出るのが怖かった。

小説家になるのは無理だ、と悟ったのか諦めたのかとにかく逃げ出した。


それでもやっぱり書くことはやめらないかった。
友達にエッセイが向いてるんじゃない?と言われそれから私小説というべきかエッセイ風小説のような体裁で書き続けた。

2022年から応募を始めた公募も一度だけある企業の最終候補に残った連絡がきたきり。

落ち続けるというほど作品を書き上げ挑戦できているのか分からない。

ただ応募した分は少なくとも落ちてきた。

フィードバックもなければ自分では何がだめで何が足りないかも分からない。


正直に言うと2024年の今、もう心が折れそう。
ほとんど折れかけている。

9月頃発表だった公募エッセイもしきりにメールをチェックし、公式サイトチェックし。
今朝HPを見ると9月26日付けで受賞者が発表されていた。今日は10月1日。

友達にも下読みしてもらい、今までにないくらい推敲した。

かっこつけすぎず、誠実に、正直に。


書いたつもりだった。

どうやってもがいたらいいだろう。
苦しくて仕方ないのにやめたいとは思えない。報われたい。
報われるために書いているはずじゃないのに。どうしたらいいだろう。

今日も今日とて公募サイトと睨めっこして〆切と募集要項を確認する。

しんどい。
やめたくない。
でもこの先が見えない。
見えないものを信じるのは難しい。
神様を信じているのかいないのか自分でもよく分からない。

それでも今日もたしかに書いている。

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武中ゆいか
サポート…!本当にありがとうございます! うれしいです。心から。