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京都ゆんゆん日記。0

どうも、村田です。
noteは星芒鬼譚関連の記事だけになっていたんだけど、ちょっと趣の違う記事も載せてみようかと思い、新たなものを書き始めます。
お金をいただくほどのものでもないので、全編無料公開です。
その名も「京都ゆんゆん日記」。
結局京都かい!というツッコミが来そうだが、結局京都だよ。文句あっか?
写真も満載でお届けする、旅…というか、京都で過ごした記録だ。
完全に思いつきで書き始めたので、最初のほうは写真の大きさや向きがバラバラだったりする。お見苦しいかもしれない。
(後半で写真の向きが時々縦になるのは、縦じゃないと見せたい景色が画角におさまらなかったから)
美味しい!面白い!時々ぼやきの日記のような、随筆のような。
そんな感じなので、ゆる〜くお楽しみいただければさいわい。
(ちなみに、この一週間は途中までTwitterを断っていたこともあり、ほぼリアルタイムで殴り書きしたものを再編集して記事にしています)

さて、どんな経緯で一週間京都に行くことにしたのかを少し話そう。
なんとなくだが、日常に疲れてしまっていた。
元々同じところに長く留まることには向いていないのだが(自分では根無草タイプだと思っている)、ホイホイ生活を投げ出すわけにもいかないので、たまに旅行などに行ってはガス抜きをしていた。
それがコロナによってできなくなり、相当ストレスが溜まっていた。こまめに遠出できない分、長めの休暇が欲しいなぁと思っていた。
一時期に比べればだいぶコロナも落ち着いてきた今日この頃、休暇についての妄想を巡らせながら日々を過ごしていた。
行くなら京都がいいなぁ、2泊以上したことないし。しかし、日程をオンシーズン(桜、紅葉の季節)からずらすとしても宿代が高くつきそうだ。うーむ。
などと悩みながら検索エンジンとにらめっこしていたら、素敵なホステルを見つけた。それがNINIROOMである。
雰囲気のあるお部屋。屋上やカフェもある。
最寄りは神宮丸太町駅。アクセスはわりとよさそうだ。自転車の貸し出しもあるらしい。
シャワールーム、洗面台は共用。いけるいける。なぜなら私はシェアハウスに一年超住んでた女だから。慣れっこです。
なんといってもウィークリープランが安かった。
だから、一週間、京都で暮らしてみることに決めた。
観光だけではなく、知らない土地で生活をしてみるのも面白かろうと思った。
早く押さえないと部屋が埋まってしまうかも!と思って、実は長期休暇申請を提出する前に予約の手続きを済ませていたのは秘密だ。


この旅、というか別拠点での短い生活の目的を見失わないように、先に整理しておく。

1 自分の気持ちを取り戻すこと。
最近、気づけばネットの海に浸かりっぱなしだった。
とくにTwitterをはじめとするSNSは人の意見や思いを手軽に読めて、楽しい。元々インタビューや対談、エッセイなど、人の思いに触れることのできる読み物は好きだ。
しかし、あまりにたくさんのさまざまな意見や思いに触れ続けていると、何かを前にしたときに色々な意見や思いが自分の中に湧いてきてしまうようになった。
「多角的に物事を見ることができる」といえば聞こえはいい。どの考えにも優劣はない(人を攻撃するのは良くないが)。選択肢は多いほうがいい場合もある。
でも、だからこそ何を良しとして選び取るかは、やっぱり自分で決めないといけないのだ。
いつの間にか自分の意思で決断ができなくなっていた。まずいと思った。

2 人との関わりを諦めないこと。
昔結ばれた縁が次々に切れていっているのを最近よく感じていた。
永遠に続く縁なんてきっと多くなくて、いつかは切れるのが普通なんだろうし、自分で繋がりを維持することもとても苦手だ(こまめな連絡とか)(用がないのに何を連絡したらいいのかよくわからない)。
わかっていても、以前のようにはいかないと思うと寂しくなる。
だから人に深入りしないようになっていた。深く繋がらなければ、繋がりが切れたとしてもダメージは少ないからだ。
でも本当は、人に好かれたいし、人を好きになりたいのだった。
無理して人の心に土足で踏み込むつもりはないが、もう一歩、踏み込む勇気が欲しいと思った。
知らない人しかいない土地で、積極的に人と関わることにトライしてみようと思った。

…というのは、実は全部後付けだ。
大好きな京都なので、行ったことのないエリアまで足を伸ばしてみようかとか、評判のグルメを食べてみようかとか、正直雑念まみれである。
何にも縛られない場所で好きに暮らして、縮こまった羽を伸ばすのも目的と言っていいだろう。

この一週間で何かが変わるのか、何も変わらないのか。
そんなこたぁ、どっちだってかまわない。
何よりも ”行きたいところに” ”いま” ”自分の意思で” 行くことに意義があるのだ。


そんなこんなで、興奮と緊張と低気圧のおかげでよく眠れぬまま迎えた当日。
5/14(土)
雨。どちゃくそに雨。
雨女なんだよね、私。
昔から、楽しみなときには必ずと言っていいほど雨が降る。
雨女の友人と久々に飲みに行くとなったときなんか、台風が2つ来たレベル(でも行った)(愚かである)。

しかも前日、あまりにも前髪がうざったかったので適当に切ったところ、想定よりちょっと短くなってしまった。

おぼこい仕上がり。

駅のホームでこの顔である。
キャリーケースもすでにびっちょびちょだし。

おわかりいただけただろうか。

まあいいでしょう。これから私はリッチに新幹線で京都ですからね!
思い返せば、京都へは2019年に行ったのが最後。実に3年ぶりだ。
たしかその時に、夜行バスはそろそろ体がしんどいからもうやめようと誓ったのだった。

いざ、京都へ出発!

新幹線の楽しみといえばやっぱり駅弁だよね!ということで……

めちゃくちゃ「鎌倉殿の13人」を推してくる。
海鮮の押し寿司が4種類も!!

「鎌倉殿の13人」は観てないんだけど、おさかなが食べたかったので。
ちなみに「こんなに食べきれるかな…」と不安になりながら買ったけど余裕でした。
ま、このために朝ごはん抜いてきてますからね(駅弁に対して強火)。
押し寿司美味しかったです。サーモンがとくに美味しかった。
おなかも満たされたところで、旅のお供はこちら。

ワックワクする内容しかないやつ。

……本当は、持ってくるつもりはなかったのだ。
家で熟読してから出発する予定だったのだが、結局熟読してる余裕がなかったのである。
あらためて読んでいて「なんで星芒鬼譚に酒呑童子とか土蜘蛛とか出さなかったんだろうなぁ、源頼光の末裔いるのに…」と思った。なんでだろうね。きっと気分じゃなかったんだろうね。
晴明と道満の話も少し載ってて、そうそうこれこれ、とにやにやするなどしました。
さて今回はどの怪しいスポットへ行ってみようか。

そんなこんなで、読みながらうとうとしているうちに京都へ到着。
次回、着いて早々事件勃発!?先行き不安だなオイ!乞うご期待!!

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