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星芒鬼譚《完全版》

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「どうにかして探してほしいんです、九尾の狐を」 源探偵事務所に舞い込んだその依頼は、世間を騒がす連続神隠し事件とも関係があるようで…? 調査に乗り出した探偵事務所一行が出会ったの…
1章ずつのお買い上げよりお得で、順番どおりに並べられているので続けて読みやすくなってます。
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2022年4月の記事一覧

星芒鬼譚37「よろしい!じゃあ、まずは基本の正拳突き千本!!!」

星芒鬼譚37「よろしい!じゃあ、まずは基本の正拳突き千本!!!」

「もう~!京都見どころ多すぎ!全然見切れないんだけど!!」

清水寺を出たところで、アマニータがへろへろになりながら言った。
荷物を抱えたフランケンが後ろからのこのこついてくる。

「さすがにこの日程で名所を回りきるというのは無理があったかもしれませんね」

さらに後ろを、きょろきょろ周りを見回しながらマルコが歩いてくる。

「いーじゃん、帰る日先延ばしにすれば」

のんきな声にアマニータが噛みつ

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星芒鬼譚38「お前らは揃いも揃って!!」

星芒鬼譚38「お前らは揃いも揃って!!」

京極がいつものように外の階段でカプリコを齧っていると、ポケットのスマートフォンが震えた。
部下の賀茂からの着信だった。

「もしもーし」
『京極さん!すみません!何日もお休みいただいてしまって!!』

声からすると元気なようだった。
近隣住民を避難させるために鬼火を大量に出現させたことが原因なのか、住民たちの避難が完了したところで賀茂は急に意識を失って倒れ、京極が慌てて病院に運び込んだのだった。

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