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少し不在の空間

短い夏 
息をゆっくり吸う暇もなく毎日がめいっぱいに過ぎていく。
子どもとの日々が慌ただしく元気にすぎていき
空いた時間でクラフト作業を進めていく。
頭も体も動きっぱなしで
振り子が「動」のメーターで振り切れそうになる。

短い夜の静かな時間に、ようやく深呼吸。
とっちらかっている心を落ち着かせる時間。

この夏は、静かな夜の時間に、小説をたくさん読んだ。

空いた時間の使い方。

人と会って、「今」を「生身」の人と繋ぐことでリラックスするひとがいる一方で、本などで、「空想の世界にトリップ」して「空想のストーリーや人」に繋がることでリラックする人もいる。

最近、私はもっぱら後者を選んでいる。
現実から「少し不在」になることが、わたしの心を穏やかにする。

活字が頭の中でイマジネーションに変換され
その世界の中で浮遊することは実に楽しい。

わたしは本来、目に見える世界から少し離れた「空間」が好き。
「フィクションの世界」ほど現実から離れていないのだけど、ノンフィクションほどリアルではない「空間」。

ピタッとくる小説を読んでいると、その感覚がフワっと蘇ってくる。
心の奥で、何かがブルブルブルっと震える。喜んでる。

そんなわたしの「空間」から、同じことを感じてる他の人の「空間」に繋がると、偶然を装って両者を繋ぐことが現実に起きたりする。

「空間」とか「フワっと」とか「感覚」とか
全部曖昧なニュアンスで読んでる人には全然伝わってないかもしれないけど、、、

少し不在の空間
息抜きにたまに遊びにこよう。

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