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ヴァージニティー・ロック! 【北米のティーネージャのお話】

FBのママページにあった、あるお母さんの投稿が目に止まった。

12歳の息子が、「Virginity Rocks」というパーカーを自分のお小遣いで買って学校に着ていってます。親としてどう対処したらいいのかわからない。あなたならどうしますか?

という質問。

「Virginity Rocks」とは、

「処女最強!」「童貞最強!」という意味でDanny Duncanというティーンに人気のyoutuber発信の言葉だそう。

彼がyoutubeの中で「Virginity Rocks」と書かれたTシャツを、冗談のつもりで着たことがきっかけに流行り出し、思いがけずに「Safe Sex」や「自分を大切に」「焦らない」といったポジティブなセックスメッセージとして捉えられたというのが流行の真相。

ただ、このyoutuberは「親ががっかりするような」セクシャルワードが入ったパーカーやTシャツも売っているので、「Virginity Rock」に関しては思いかけずバカ売れビジネスになってラッキーという感じなのだろう。

この流行について、親や先生の中でも「正しいメッセージなのだから禁止するほうがおかしい」という派と「適切ではないから禁止する」という派にわかれているそうだ。

当のティーネジャー達は、サブリミナル的にメッセージを受け取っているとは思うけれど、主張として着てるのではなく、実際のところは、ただ流行っているから着ているだけだろう。

いやはや。。。
うちの息子は11歳。
他人事とも思えず自分だったらどうするかな?と考えてみる

1.パーカーを挟んで息子とテーブルで向かい合ってサシで話合いをする

2.ニヤニヤしながら「いいじゃん」と褒める

3.もしくは、素晴らしいメッセージだ!と肯定してSafeSex賛成だと伝える

4.それとも苦虫を噛み潰しながらも流行りが過ぎ去り、パーカーがタンスの底で眠りにつくまで終始反応しない

どれがよいのか、わからない。。。
皆さんだったらどれですか?

ちょいと脱線するけれど、息子が好きなHOT GIRL BUMMERというTik Tokかなんかで流行ったヒップホップの歌い出しは「Fuck you! 」だ。(一応、青少年向けのClean ver.では「Forget you」に書き換えられていて、ペアレンんタルコントロールをonにしておけば本家バージョンもyoutube上には出てこない。)

たしかにメロディーはかっこいいし、歌詞も

「いいね欲しさにSNSで媚び売ってすかしてんじゃねーよ、俺に変われってか?ふざけんな!」

という今ドキの彼女を激しくディスる歌で、言葉は下品なんだけど私が20代前半だったら、友達関係で嫌なことあった時なんかにヘッドフォンかけてリピするだろうな、と思うと一概にNO!とは言えない。(ただダークな裏の意味と韻を踏んでたりもするのでやっぱり青少年向けでもないと母ちゃんは思ってしまう)

という息子本人は、まだ親にペタペタ寄ってくるし、今のところ素直な少年なので、私が気にかけているようなことはぼんやりとした意味でしか理解していないだろうから、今はあまり心配していない。

なんにせよ、これは青少年の通り道なのよね。

ついこの間まで、ふわふわの羊毛で作った虹の世界にいたのに、気づいたら情報の洪水、雑多な世界でどう生きていくか、手を離して目を離さずの時期に入ってきてしまいました。

いつの時代もメディアからの影響力には親は悩まされるものですね。

まだ小さなお子さんをお持ちの親御さん、どうぞかわいい、ぷにぷにっとした時期を楽しんでくださいね!
というわけで、北米の西海岸よりティーネジャー事情をお届けしました!

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