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フィリピンで1億円でビーチリゾートを立てる方法 建設のお話編

肝心なのは諦めないこと、しつこくじわりじわりと攻め続けること

土地売買でいろいろあり過ぎるぐらいありましたがそれでも無事値引き交渉にも成功し日本人がフィリピンで立ち上げた会社はビーチリゾートのための土地を購入できました。

今後やることは実際にビーチリゾートを作っていくこと。

この工程にはざっと以下のようなことをしていきます。

①フィリピンの建設会社を探し依頼する

②建設計画を作成し、建設許可証や各種許可証を取得する

③デザインやランドスケープなど細かい所を詰めていき予算を立て建設会社と打ち合わせする。

④最終的な建設契約書を建設会社と交わす。

⑤建設スタート、建設契約書の内容によるが問題が生じた都度や毎月建設会社代表との打ち合わせや会議を行いながら完了まで気が抜けない。

とかなりざっくりですがこんな感じで進んでいきます。

いろいろ細かい所はプロにお任せしましたが肝心なのは諦めないこと、様々な言い訳やトラブルや予期せぬことが次から次へと降ってきますが、決して相手のプライドを傷つけることなく、でも妥協せずしつこくじわりじわりと攻め続けること。

フィリピンとにかく建築期間長いです。

日本の3倍から10倍はかかります。契約書に書いて署名しても平気で遅れます。

犬のようにじわりじわりと攻める

餅は餅屋プロに教えてもらうには無知で正直なのが良いかも

当然建築に関しても何もわからないド素人でした。

幸い日本側の会長さんが元清水建設で現在建設コンサルタント会社を経営し世界中日本中飛び回っている超売れっ子建設コンサルタントの方と、元安藤忠雄事務所で働いていた建築デザイナーで現在独立されているこれまた超売れっ子デザイナーの方を日本から連れて来てくださり、このお二人がその後完成までずっと設計デザインから節目節目でフィリピンに招き様々なことを担当してくださり個人的にもかなりお世話になりました。

私が日本に帰国する度に、リゾートが完成してからもお会いしていただき様々なことを相談し教えていただきました。

またフィリピン側の建設会社の社長とも仲良くさせていただきこれもプライベートでもいろいろとご教授いただき少しは建築のことが曲がりなりにも通訳できるぐらい用語や要領などわかるようになりました。

ドゥマゲッティと言えばトライシクル

大金を動かすとエネルギーや人がもの凄く動き、巻き込まれるがその流れを自分のものにできれば自然とパワーアップできる

建築許可証を取得するまでに3か月、意外にフィリピンは環境問題についてうるさく特にリゾートは汚水処理やごみ処理などについては環境省が鋭く目を光らせているので相当苦労しました。

結局それぞれの役所に賄賂やコネを使わないと何も進まなく、とても正攻法でやれる感じではありません。

このビーチリゾートプロジェクトはこの時点ですでに1年半以上かかっていますし、建設完了までさらに2年かかりましたので(後から書きますが途中でいろいろあり2度日本側が中止を言って来たりいろいろありました)

この間いろいろな所をたらい回しにされ、コネを使わせてもらったり、頭を下げに行くのに市長や政治家達、大物経営者の方々にお会いしお話できる機会を有難いことに沢山もらいました。

土地購入に約5千万円、建設費用に約5千万円合計1億円ほどでビーチリゾートを立てています。

フィリピンではかなりの大金なのでその分いろいろなエネルギーや人が動き上手く流れを自分のものにできれば自分の能力やコネが寸断にパワーアップできます。

この時の経験やコネが今かなり役に立っています。

大物が大物を呼びフィリピンのネグロス島ネグロスオリエンタル州やセブの大物政治家全て紹介してもらい直接会って話をしたり、トップ5の大物経営者にも会いいつでも本人に直に繋がる電話番号ももらいました。

この時に無知でこの人達の凄さみたいなのがわからなく、全く物怖じせず向かい合い話ができたのと現地の言葉を現地人並みに話せるので、認めてもらったというのが大きいのかもしれません。

こうしてビーチリゾート建設は始まりかなりいろいろなことがありましたが泣いても笑っても汽車は走り出し、ゴールは定められたわけです。

ここまでお読みいただき大変ありがとうございました。

前回お伝えした悪徳弁護士との壮絶な闘いは今回書けませんでしたが、次回書く予定です。

自分の頭が指が動くにある程度任せて書いておりますのでどうかご勘弁ください。 また次回お会いしましょう。



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