見出し画像

知っておきたいお金の話!⑦一世紀の間に起きた有名な金融危機3選を知っておきたい!

記事をお読みいただきありがとうございます!

さて、今回はタイトルにある世界経済を混乱に陥れた出来事を、一覧にしてみたいと思います。

今般の新型コロナウィルス感染症は、世界経済に大きな打撃を与え、その影響はもちろん日本でも今なお受けており、早期の終息と経済復活が望まれております。
今の子どもたち世代が最初に体験することとなったコロナによる経済危機ですが、過去には複雑に絡み合った原因により引き起こされた、世界規模の恐慌が存在しています。

これらの金融危機は避けられるものではなく、この先も一定の確率で起こるものでしょう。
ならば、過去の教訓を生かすためにも、歴史上の金融危機を知っておきたいところです。

トリック・オア・トリート!

1.ウォール街大暴落

1929年10月24日(木)、アメリカ合衆国のウォール街にあるニューヨーク証券取引所で起こった株価の暴落に始まり、世界的な恐慌の引き金となったウォール街大暴落は、最初の暴落の日にちなんで「ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)」とも呼ばれる。

この日以降、アメリカ経済は悲惨な状況を迎え、発生以前の状態に戻るまで相当の歳月を要しました。

原因はさまざまな要因が絡み合って起きたものだと推察されており、ハッキリはしておりません。
ただ1つ、この日を迎えるまで、アメリカ経済は絶好調の状態でした。しかし、大量消費と過剰な生産で市場は飽和状態。にもかかわらず、多くの人が富裕層へシフトチェンジする夢を見て、借り入れをしてまで株式を購入していたそう。その株式市場へ国が牽制をかけたことで、瞬間的に株価が下落。それがきっかけに売りが売りを呼ぶ負のスパイラルに陥り、一気に株価が暴落したと推察されます。
他にも要因はあるでしょうが、個人的な見解ですとこんな感じで、つまり人の心理的な側面が大きかったのかな、と思います。

2.ブラックマンデー

1987年10月19日の月曜日、ニューヨーク市場で起こった暴落を指します。
NYダウの1日の下落率は、前出のウォール街大暴落を上回り、影響は世界に波及。世界的な株安を引き起こしました。

こちらも、複数の要因が絡んだ結果であり、何か1つの大きな原因があったというわけではありません。
が、最終的な要因はウォール街大暴落の時と同様、人の心理的な側面、つまり投資家心理の悪化が引き起こしたものでしょう。
景気の後退・減速の予測があり、全員が同じ方向を向いて自分が損をしないよう株を手放す。すると最後は売りが売りを呼ぶスパイラルに陥ることが、2つの大暴落の遠因といえそうです。

3.リーマンショック

記憶に新しい方も多いと思います。
「サブプライムローン」問題に端を発し、2008年9月15日にアメリカの大手投資銀行である「リーマンブラザーズ」が経営破綻したことで、のちに世界的な金融危機を迎えました。

なぜ、大手とはいえ一国の銀行の破綻が世界規模にまで波及したのか。
当時の私にはさっっっぱり分かりませんでした。が、今改めて原因を見てみると、その輪郭が見えるようになりました(成長しました)。

・「サブプライムローン」とは、ローン審査が緩く、金利が高めに設定された、主に低所得者向けの住宅ローン(借り入れ当初は低金利の設定、のちに金利が上がる高金利ローン)。

・アメリカの住宅価格は長らく上昇を続けていて、取得した住宅価格を担保にほかの低金利のローンへの切り替えや建物の売却を目的に、多くの人がサブプライムローンを利用し住宅を取得。

・住宅価格上昇は2006年で頭打ちに。価格の上がった住宅を担保に金利を切り替えるはずだった人々が借り換えできず、高金利のサブプライムローンを支払う事のできない債務者が続出。
もともとローンを貸出ししていた金融機関は、サブプライムローン債権を証券化して証券会社に売却していた(証券化することで市場に流通させることができる)。その証券を保有していた投資銀行等は大きな損失を被り、中でもリーマンブラザーズは60兆円を超える史上最大の負債総額で経経営破綻、世界規模の金融危機となる。

・日本への影響は限定的と思われたが、ドル売りと、安全資産となる円買いが発動し急激な円高を招く。そのことで輸出産業が大打撃を受け、日本の日経平均株価は約12,000円から7,000円前後への大暴落となる。


1世紀のあいだにさまざまな金融危機を迎えましたが、3つくらいサッ!と言えるようになりたくて、3つ記載しました!

こうやってみてみると、金融危機の震源地はアメリカなんですね(汗

金融危機は大なり小なり歴史的に繰り返されており、おそらくこの先もさまざまな要因により引き起こされるのでしょうね。
その時には、楽観的に構えるという意味ではありませんが、歴史を知っておくことで心の備えをすることがきます。

知っていると知らないとで、その後の個人のアクションにも変化が起きる事と思います。
また、歴史を知り、日々の経済ニュースに目を通していくことは非常に楽しいです。小さな金融の流れだけでも簡単に予測し、その結果を見て、確かめていく事が習慣になると、みるみる知識がついていき、繰り返しますが本当に楽しいです。

以上!簡潔な内容ですが金融危機3選でした!
最後までお読みいただきありがとうございます!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?