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46.姿勢からみる人は見た目が9割
姿勢は、私たちの生き方を表しているように思います。
私たちがどのように生き、動き、感じているかを反映しそれが姿勢に現れます。
現に歩く姿勢というのは指紋と同様な個別性があり、歩き方の特徴を見るだけで個人が特定できるまでになっています。
姿勢は私たちの生活において世界をどのように感じ過ごしているかそれに応じて筋肉、骨格、神経系の相互作用により私たちの姿勢となり表現されます。
私たちの生活習慣は、姿勢に大きな影響を与えます。
長時間同じ姿勢でいることは、感覚器のセンサーを鈍らせ不快感や痛みを引き起こす可能性があります。
例えば、デスクワークでは、座る姿勢が長時間続くことで、身体の情報量が不足します。
その代償として筋肉などからの情報を増やす為に筋肉を収縮させます。
これは、多くの慢性症状の要因となります。
運動習慣もまた、姿勢に大きく関わっています。
日々どのように動くかによってそれに適した身体の変化が生まれます。
前屈みの作業が多い農業などではそれに適した身体。
座ることが多いのであればそれに適応していくように環境に依存して変化していきます。
感情も姿勢に影響を与える要素です。
ストレスや不安は筋肉の緊張を引き起こし、姿勢に悪影響を及ぼすことがあります。
一方で、自信があるときや幸せを感じているときは、自然と背筋が伸び、ポジティブに物事を受け入れる事ができます。
多くの問題は、不良姿勢そのものよりも、同じ姿勢を長時間続けることによって身体に入力される情報が低下して引き起こされます。
心と身体の柔軟性は、健康な姿勢を維持するために重要です。
心が柔軟であれば、ストレスに対処する能力が高まり、感情による筋肉の緊張を減らすことができます。
身体が柔軟であれば、姿勢にもそれが反映されます。
姿勢を評価する際には、良し悪しで判断するのではなく、その人の個性や生活スタイルに合っているかどうかを考えることが大切です。
私たち一人一人が、自分自身の身体と心に合った、健康で快適な姿勢を見つけることができるように、日々の生活の中で意識的な選択をすることが求められています。
それには、定期的な運動、ストレス管理、そして自己認識の向上が鍵となります。
最終的に、姿勢は単なる身体的な状態ではなく、私たちの生き方、考え方、感じ方の全体的な表現です。
それは、私たちがどのように世界と関わり、どのように自己を表現するかを示しています。
だからこそ、姿勢は個々のイメージに合っているかどうかで測るべきものだと考えています。
そして、それは私たちが毎日の生活の中で選択することによって、常に進化し続けるものなのです。
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