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オンライン富士登山ツアー

所属している富士山八合目の山小屋・太子舘が主催のオンライン富士登山ツアーが、7/1 からいよいよスタートする。


5月中旬に、今シーズンは富士山の登山道が封鎖となることが発表され、山小屋の営業や富士山の登山ツアーもすべて中止となった。

必然的に夏のシーズン、富士山でガイドをしていた人や山小屋の収入は完全にゼロとなる。


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そこで浮上してきたのがオンラインで富士登山ができないかという案。

組織の中にオンラインツアーにトライしようとしている方がいたので、その方を中心にチームを結成し、5月末から怒涛の急ピッチでミーティングを重ねてきた。


ここ数年、シーズン前には各地の旅行会社を回って富士登山の説明会をしており、オンラインの富士登山ツアーもその延長でできそうだったので、自分もやる側として立候補した。


オンラインツアーというか今回のコロナ禍でのオンラインイベントの先駆けは民泊サービスの airbnb。様々な体験イベントを提供している。ただ全世界を対象としたサービスなので、英語がベース。


旅行会社をはじめ、宿泊関連、交通関連など観光にまつわる業種はコロナの影響で壊滅的な打撃を受けている。

苦肉の策として出てきたのがオンラインでのイベント。オンラインなら場所を移動する必要もないし、時間などの制約も少なく、ネットさえ繋がれば気軽に参加、体験することができる。

観光地をオンラインで散策するものから、オンライン越しで一緒に食事や工芸品を作る体験など、さまざまなイベントがある。

もちろん現場に行くという体験に勝るものはないが、そこは主催者側が工夫して、いかに没入感を出すかを試行錯誤している。国境を気軽に超えられない現状ではこれ以上のことはできないのではないだろうか。

先に挙げた airbnb のオンライン体験会は数人規模、HISアメリカでは 100人規模のオンラインイベントもやっている。


国内で人気のオンラインツアー、四国の琴バスのオンラインツアーでは、直前にお弁当がクール宅急便で送られてきて、みんなで食べながらツアーが進行する。


勉強の意味も含めて、幾つかのオンラインツアーに参加してみたけど、いかに没入感を出すか、特別感を出すかにみんな苦心している。


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まだデモの段階だけど、いざ自分でもやってみるとその難しさがよく分かる。単なる説明会や講習会でも駄目だし、ガイドだけがノリノリで突っ走っても意味がない。いかに双方向性をうまく利用するかが鍵なのかな。

自分の担当は金土日の予定。一番早くて 7/3(金)。まだ時間はあるのでギリギリまでブラッシュアップしていこう。


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オンラインツアーの機材は、基本的には Webカメラの付いたノートPC があれば問題なくできるんだけど、やっぱりやるからにはクオリティの高いものを作りたいという思いもあって、色々と機材を揃えた。

機材に関してはまた別の note で。

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