グローバルなエンジニアプラットフォームに向けての準備が整った2021年の振り返り
2021年、あっという間に過ぎてしまいました。年内も30日まで仕事をして振り返りもままならないまま新年に突入してしまったので、実家へ帰省した帰りの新幹線で振り返りを書いています。
Findyにとって、代表をしている自分にとってどんな1年だったのか。2020年はコロナ渦中での会社経営という未知へのチャレンジで終わった時にはクタクタの一言がぴったりの1年でしたが、2021年は創業5年を経て経営という仕事に慣れてくる中で確実に描いていた一歩先のステージが見えてきた、あるいは想像すらしていなかった世界が見え始めた、そんな1年でした。
起業する1年ほど前には本音ベースで言うと数億円で会社がM&Aされるようなチャレンジをできたら良いなと思いながら人生初めての起業に臨みました。だからこそ今が、信じられないくらいの地点まできたし、この瞬間を人生で誰よりも楽しめている感覚です。
1.経営理念とビジョンを固めた
Findyとって大きかったのは経営理念とビジョンを再構築したことです。
これまでは「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」の一本をビジョンと位置付けて走ってきました。
そんな中で社内から上がっていた声が以下のようなものでした。
- ビジョンが非常に大きな目標であるため、実際のサービスや実務とのつながりをもっとわかりやすく説明してほしい
- パッと聞いた感じ企業側に寄っている感じがするため、エンジニア個人の活躍やエンパワメントにもっと言及していきたい
そこでクリエイティブディレクターの方に手伝ってもらい全社で議論をして経営理念+ビジョンという形に昇華させてきました。
できあがったのが
です。
ちょっとカッコよくないですか。自分が人生を賭してやりたいなと思っていることが経営理念に反映されている感じでとても気に入っています。
いいな、一緒に目指したいと思った方は、ぜひ山田まで連絡お願いします
2. 転職・フリーランス事業が堅調に成長した
創業の事業である転職サービス、及びフリーランスのマッチングサービスが堅調に成長しました。DXブームの中で追い風を受けたのは間違いないですが、並行してオペレーションやプロダクトが進化しています。背景には力強い現場チームができてきたことが非常に非常に大きいと思っています。
2事業は自分の関与が薄くなっても創業時から大切にしてきた思いやビジョンとプロダクトの整合性などを、維持・強化できる体制になってきました。昨年の苦しい時代を乗り越えて今を作ってくれているメンバーには感謝しかありません。
この2事業の土台が強いからこそ自分が新しいチャレンジをでいた1年でした。
3. Findy Teamsが本格的にリリース、そしてグローバルへの挑戦
では何をしていたかというと、ひたすら新規事業であるFindy TeamsのプロダクトPOCから初期の立ち上げをやっていました。
やはり創業者って新しいものを作るのが好きなんですよね。
2月くらいから徐々にPOCとして数社に使い始めてもらい、今年の後半から初期立ち上げ責任者のCTO佐藤からグロースフェーズに入るタイミングで事業を受け取り、10月のリリース、年内の数十社導入を牽引していました。その過程の中で、新しい仲間も迎え入れて年明けには10数人の体制を作っていきます。
(ちなみに、Findyの事業立ち上げはこれまでも初期立ち上げを佐藤、グロースを山田という立て付けが多かったです。)
このFindy Teamsというサービスですが、おそらく国内ではこの領域だと初めてのサービスで競合もいないところからのスタートです。なので使ってもらえる土壌づくりから始まりましたが、採用サービスの既存クライアントを中心に暖かいフィードバックの数々を頂戴し、とてもいいスタートを切れました。
以下の記事の通り通り、アンドパッドさんや一休さん、星野リゾートさんといった企業に導入もいただいています。
「エンジニア個人の振り返りや組織の課題発見に活用」株式会社アンドパッド様-Findy Teams活用事例インタビュー
リモートでむしろ生産性が上がったエンジニア組織の作り方を一休 CTOの伊藤さんに聞いてみた
上記の通り、将来へ向けての会社のパーパスやビジョンの基盤づくりとカルチャーの形成、財務基盤を磐石にする事業構造、そして新しいチャレンジの始まりと、2021年は本当に充実した年になりました。
2022年は上記をさらに加速させて、世界共通のエンジニアプラットフォーム作りを10年後に牽引できている会社になれるよう、メンバーが一丸となって頑張っていきたいと思います。ぜひ引き続きご支援のほどよろしくお願いします。