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Findy Teamsを導入してみた

導入した理由

よくある話と思いますが、きっかけは内製化チームが拡大するにつれて、状況が見づらくなってきていることでした。
定期的に進捗の確認などはしているので、全く見えないということはないのですが、さすがにチームも5チームほどに増え、直接ソースコードレベルで見る機会も減っているため、そろそろ何か可視化できるツールが必要かと思っていました。
そんなときにふと気になったのが、Findyさんの作られているFindy Teamsでした。早速お話を聞いたところ、面白そうだったので、導入してみました。
※Findy Teamsの機能については、2021/10/27の情報となっております。

感覚が可視化できるのが嬉しい

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上記は、長年続いている開発保守チームのプルリクやチケットの活性化状況を表したものです。こうやって見ると、プルリク作成数やプルリククローズまでの時間が大きく変わっていることが分かりますね。
実際に、2021年7月あたりは、メンバーがバラバラに動いており、停滞感を感じていた時期でした。ふりかえりを見ても、「認識齟齬により、大きな手戻りがあった」、「導入を受けずに作業をして、作業が無駄になった」など、あまり良くないコメントも多数見られました。
一方で、大きく活性化した9月は、チーム内でペアプロをもっとやろうという話があり、成果も出ていたため、活性化していた時期でした。

早く使っていればと悔やまれることも

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こちらは、新規開発していた別プロジェクトの状況です。見て分かる通り、全く進んでいないところから、最後、一気に開発して何とかリリースしたプロジェクトです。稼働に多少の増減はあったのですが、人を増やしてもあまり効果は出ないため、人数は固定していました。
外から見ると、ずっと忙しそうと思われていたのですが、実際は、そこまで忙しいわけではなく、むしろボトルネックが改善されずに進んでいたことが明らかですね。

複数の視点で比較できる

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時系列の可視化だけでなく、比較ができるのも嬉しいところです。
上記は、社内のエース開発者の状況なのですが、左は開発してコミットはしているがレビューはほとんどしておらず、右はコミットの数は少し減った一方で、レビューやチケットを切る数が増えてきていることが分かります。実際には右の期間の方が、チーム全体としては進捗が良かった時期で、チームのエースがレビューをしているかどうかが見えるのは嬉しいですね。
こういった変化を見ることで、気になるメンバーの様子と話をするきっかけになるのではないかと思います。
他にも紹介したいものはあるのですが、長くなりそうなので、次の機会にさせてください。

今後に期待

2021年10月時点では、Github、Jiraしか対応していないそうですが、使えるプロジェクトは多いので、本格的に社内に導入を進めてみたいと思います。直感的に使えますし、設定も1時間ほどでできたので、とても簡単でした。
使う人が増えれば増えるほど、要望もあがり、機能が増えていくと思うので、今後に期待しています。