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続・あなたに褒められたくて

相変わらず自分の価値を認めてあげられないでいる。若くもない、名声もない、金もない、何にもないじゃんって。「自分にはこれがある」って形のあるものを示して言いたいけど、形あるものなんて何も持ってない。形あるものいつかは滅ぶんですけどね。

制服を着ていた中高生の頃、若さの価値なんて全く自覚していなかった。若さが全てだなんて思わないし、特に自分のようなタイプは歳を重ねて味が出てきてからが勝負だと思うけど(思いたい)、それでもふと若さへの嫉妬が顔を出すことがある。昔に比べて若い世代の活躍が目立つ時代。自分もあの歳の頃にもっとあぁしていれば、なんて。まぁないものねだりだね。はは。

でもね。でもでもね、今この瞬間の自分が一番若いのであって、いつか今を振り返った時に、38歳の自分を羨ましく思う時もきっと来るような気がするの。だとしたらこんな阿保らしいことはない。常に過去の自分に嫉妬や後悔してるだなんて。

比べるべきは昨日の自分。でもそれは若さじゃない。豊かな心で人生や生活を楽しみ、自身や他者と向き合ってより良く生きる方法を模索できているか。芝居や音楽をやっているのは方法でしかない。豊かな人生を送るための。いつか来る死ぬ時に誰かのせいにしたりせず、自分で選んだ道を責任もって全うしたと言えるように。

そのために明日の俺は何ができる?

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