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プロフィール/noteについて

(※2024年4月最終更新)
2022年に筑波大学に助教として着任しました。教育学を専門に研究しています。(このページは、今後も適宜更新していきます。)

◆研究業績等に関するプロフィール:researchmap
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主な著書について

博士論文をベースに加筆修正した単著を、2021年に東信堂より刊行させていただきました。

古田雄一『現代アメリカ貧困地域の市民性教育改革―教室・学校・地域の連関の創造―』東信堂、2021年。(※日本教育経営学会学術研究賞受賞)

その後もさまざまなご縁から、下記のような本にも携わらせていただいています。

苫野一徳(監修)古田雄一・認定NPO法人カタリバ(編著)『校則が変わる、生徒が変わる、学校が変わる―みんなのルールメイキングプロジェクト』学事出版、2022年。

荒井文昭・大津尚志・古田雄一・宮下与兵衛・柳澤良明(著)『世界に学ぶ 主権者教育の最前線―生徒参加が拓く民主主義の学び』学事出版、2023年。

著書等の一覧については、上述のresearchmapなどをご参照ください。

取り組んでいる研究や活動について

筑波大学では、「教育政策学」領域を担当しています。日本の教育政策・行政に関する研究で比較的よく扱われる、政策がどのようなメカニズムで作られるのか(Who governs?/How governed?)といった政策形成過程はもとより、そのようにして生み出された政策が実際に子どもの学びや育ちにどう関わり、影響を及ぼすのかという政策の実施過程や帰結にまで関心を向けることを大切にしたいと思っています。同時に、子どもの側の経験や視点から、学校や教育政策のありようを問い直していくことも重要だと考えており、子どもの声を学校や政策に活かしていく国内外の取り組みにも注目しています。

私自身の研究では、主に日本とアメリカの教育について研究を進めています。特に、上記の著作からもお分かりいただけるように、これまでから現在にかけては、シティズンシップ教育(市民性教育)や、学校づくりや教育政策における子どもの意見表明や参画などに関心をもって、研究に取り組んでいます。これらの研究は引き続き中心的なテーマとして取り組みつつ、今後は少しずつ研究の幅を広げていきたいと思っています。

また、研究と教育実践・政策の現場との往還も大切にしています。生徒参加による校則見直しや学校づくり(認定NPO法人カタリバ「みんなのルールメイキングプロジェクト」ほか)、子どもの声の政策反映(こども家庭庁 こども家庭審議会基本政策部会「こども・若者参画及び意見反映専門委員会」委員ほか)、中高生のシティズンシップ教育の実践などに携わる機会をいただき、その中で私自身も多くの学びを得てきました。今後もこうした現場への参画・協働やアクション・リサーチを通じて、それぞれのもつ知見を往還させながら、少しでも教育の現場をより良くできるお手伝いができればと思います。

学生の皆さんへ(担当科目など)

教育学類では、「教育行政論」(標準履修:2年生)、「教育行政論演習」(標準履修:3年生)を担当しています。教育のあり方を教育政策・行政・制度といった広い視点から考えてみたい学生さんにお勧めです。この分野に関心のある教育学類以外の方の履修も歓迎します。このほか、専門導入科目「学校の経営・制度・社会」(標準履修:1年生)の共同担当などもしています。

また、全学教職科目「教職論Ⅰ」「教職論Ⅱ」も共同担当しているので、教育学類を含め、教職を目指す1年生の皆さんとは、ここで最初にご一緒することになるかと思います。

大学院では、教育学学位プログラム(博士課程前期)の3つのサブプログラム(教育基礎科学サブプログラム、次世代学校教育創成サブプログラム、国際教育サブプログラム)にすべて携わっています。現在、単独で担当している科目としては、「教育政策学特講」「教育政策学演習」「教育政策と学校改革」があります。

ゼミ(教育政策学ゼミ)は、2023年度からスタートしました。新たに発足したゼミということもあり、学生の皆さんと一緒に作っています。学類生・院生が互いの研究の進捗を発表し合う定期開催のゼミのほか、そのときどきの参加学生の関心に応じて、希望者向けの企画なども実施していきます(例えば2023年度は、学生有志による読書会や勉強会、プロジェクトの調査研究や外部の活動への参加、政策の現場に関わる方によるゲスト講義など)。

noteについて

このnoteは、いろいろな情報発信の媒体として活用しています。

例えば研究の覚え書き、取り組んでいる研究や社会活動の紹介や情報発信、大学・大学院関連の発信、ときにはゆるやかなつぶやきやメモなど、活用法を探っていきたいと思います。

更新はかなり不定期になるかもしれませんが、ゆるやかに発信していければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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