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東京・函館間が1時間の衝撃

僕は今、北海道旅行に来ている。羽田空港から函館空港まで、所要時間はたったの1時間7分ということだから驚きだ。機内で少しウトウトしていたら、あっという間に到着してしまった。

1時間ならどうってことないが、大学時代に経験した初のロングフライト、東京→スリランカ行きの12時間は本当に地獄だった。両サイドに友人が居たのだが、後から聞いた話だと、その時の僕の顔は完全に死んでいたという。

初めの2時間ほどは友人と話したり、目の前のモニターでゲームをしたりしていたが、疲れて眠る。だが絶え間なく聞こえるエンジン音と微かな揺れで起きる。少し眠り、すぐに起きる。その繰り返しだ。

寝て起きても機内。寝て起きても機内。また寝て起きても機内。いつまでも変わらない景色。この時の12時間は本当に永遠のように感じた。両サイドの友人も眠っている。

僕は、今までこの人生で見ていた景色は全て夢で、むしろこの機内の景色こそが「本当の現実」なのでは無いかとさえ疑い始めていた。それほどに時間が長く感じられた。

この時の経験があるからこそ、今回の東京→函館間の短さには本当に感動した。国内はどこにでもストレスフリーで行けることが判明した。

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