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再会

一昨日が忙しかったので反動で停滞するかと思っていたけど、昨日は予定していた作業をすべて完了して心に余裕を持って退社出来た。

今週末は金曜日に休みを取ってホーチミンへ。
旅の支度をする。休暇用の洋服が少ないのでユニクロへ。
新しい洋服をゲット。セール品が普通に着られるものでちょっとだけ得をした。

ホーチミンには学生の頃に大きな恩がある友達がいる。

彼は、我々よりひと回り年上で、ベトナムからの留学生だった。
笑顔が不器用だけど屈託のない純朴そうな外見とは異なり、中身は肝の据わったどっしりとした人。
彼は日本的なノリにも乗ってくれたし、ゼミの飲み会によく顔を出してはイジられてゼミ仲間に溶け込んでいた。

そんな彼は僕がジャカルタへ留学する時になんと直筆の手紙をくれたのだ。そこには一万円がぶっきらぼうだけど誇り高く包まれていた。僕は彼なりの激励に胸を打たれて奮い立った。

一生忘れないだろうと衝撃を受けて、
いまでも大切な思い出として僕の胸の中の金庫に保管されている。 

彼に久しぶりに連絡を取ると日本語で返事が帰ってきた。
金曜日の夜は彼と、13年ぶりに再会してきます。


そうこうしているとジャカルタから

来客が。


当時国際結婚を真剣に考えていて相談に乗っていた彼女が、クアラルンプールにやってくる。

7年振りに再会を果たしました。

彼女はなんと故郷で政界へ進出。
見事当選してアシスタントを2人引き連れと親戚の子も連れてやってきた。

彼女が妹とも子供とも同然に育ててきた親戚の子は最後に会った時はまだ小学生。

いま大学生となって立派な女性になっていた。


僕らはよくやっていると思う。

彼女の名前と街の名前を入れれば選挙戦の記事がわんさか出る。
テレビにも出演したらしい。   

しばらく見ないうちに立場のある人になっていた。


おめでとう、と直接言葉をかけてあげることが出来て本当に嬉しい。


彼女は政策について真夜中、到着早々にもかかわらず、熱っぽく語ってくれた。

僕らはインドカフェで冷たいTea Tarik とタンドリーチキンとナンカレーを食べながら、お互いの近況、恋愛のこと、家族のこと、人生の選択のこと、ビジネスと政治、語り合うには到底時間が足りなかった。

話題は尽きない。

また再会を約束して、手さげ袋いっぱいにお土産をもらい、別れた。


僕らはかけがえのない今日を生きている。


うんざりするような1日や、タフな仕事、変な人間関係。


それらをまとめて平らげても、十分にお釣りがくるような、そんな清々しい朝を、僕は心から愛している。



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