ゆういちの一生 第38話 アートとセラピー
2010年。38歳のゆういち。
それでは、2010年のゆういちの一生をお届けいたします。
2010年から2011年にかけてこんなことがありました。
6月 アートセラピスト資格試験合格
9月 来る福招き猫まつりin瀬戸
10月 依頼公演 助けられ上手さんってどんな人?
10月 即興パフォーマンスまねきねこ☆の公演「ジョハリの窓」
11月 瀬戸市様の依頼により「多文化演劇ワークショップ」
11月 インナーチャイルドセラピーを学び始める。
2月 安城市民演劇祭
それでは、見ていきましょう。
アートセラピスト試験合格!
2009年から学校に通い学んでいるカウンセリング心理学。
2010年にアートセラピスト資格試験を受け、合格しました!
アートセラピストとは、芸術を使った心理療法アートセラピーの専門家のことです。
練習のためにアートセラピーをやったものがたくさんありますので、僕の例でいきますと…
これは動的家族描画法で描いた、僕の家族の絵です。
母親は野菜ジュースをミキサーで作り、父親は僕と夏休みの宿題をしています。
一見、普通の絵に見えますが、使った色や人物との距離などの描き方から心理状態をみていきます。通常は診断内容は相手には伝えないので、僕の場合も伏せておきますね。
これは、円枠家族描画法です。
会話のカウンセリングだと、思ったことを言葉にできないということがあるのですが、言葉にできない思いを絵などの芸術からくみ取ることができるのが、アートセラピーのいいところの一つです。
これは……くみ取るまでもなく、言いたいことが絵に現れ過ぎていますね。本人も意図的に描いていますので、純粋なアートセラピーといえるか疑問ではあります。
自分で解説すると、描いてある動物はそれぞれの干支です。母親がうし年、僕がねずみ年、父親がへび年です。足を鎖でつながれ、頭の上から押さえつけられている、というイメージを描いています。
これは風景構成法で描いた絵です。やはりこれも最初に描いたものです。
これはコラージュ法です。雑誌などから切り抜きをして一つの絵を作ります。
これは、なぐり描き法です。ひたすらなぐり描きをして色を付けます。
こんな感じでアートセラピーをやっていくのです。
来る福招き猫まつりin瀬戸
愛知県の瀬戸市様から依頼をいただき、多文化交流ワークショップをすることになりました。そのつながりで、毎年行われている「招き猫まつり」にも出演しました。
全身ねこの衣装を着て、ステージに出てインプロをしたり、ステージの宣伝を兼ねて、招き猫まつりの会場をその衣裳のままねり歩いたりしました。
招き猫ミュージアムで陶芸体験をやっていたので参加してみる。
招き猫ミュージアム
まねきねこの置物を作るというテーマでした。
僕はまねきねこの形のマグカップを作ってみました。
ちょっと気持ち悪いのがいい!
マグカップだけど、目と口のところは穴が開いているので、液体を入れてもこぼれます。
役に立たないところもお気に入り。
作品ができて喜んでいるのか、いい顔をしている。
演劇公演 ジョハリの窓
心理額で学んだ「ジョハリの窓」をテーマに、日替わりメニューで公演をしました。
perfumeをやりました。
アートとセラピーの間を行ったり来たりするかなり実験的な公演でした。
セラピー要素が強くなった時、共感しすぎたお客さんが、3人くらい公演の途中で気分が悪くなって会場から出ていくということが起こったりしました。
この公演で、アートとセラピーの距離感を考えることができました。
ゆういちくんへの手紙
この手紙は、インナーチャイルドセラピー講座の、
「インナーアダルトからインナーチャイルドへの手紙」
というワークで書いたものです。
自分の中の自分と向き合っています。
おしまい。
お読みいただきありがとうございました。
続く。
次のお話はこちら。
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