不安や怖さや不快に対処するシステム

行動活性システム」と「行動抑制システム

人間の脳には外界に興味を持ち、新しい物を探索するための「行動活性システム」と外界の危険をいち早くキャッチして警鐘(けいしょう)を鳴らす「行動抑制システム」があります。このシステムは感覚や感情、記憶、自律神経のシステムと結びついて生体の恒常性(こうじょうせい)を保っています、この破綻がHSPの「敏感さ」繋がるのです。

不安や恐怖を感じる能力は生きる上で欠かせません

危険を察知する能力は生物が生き延びる為には不可欠な能力です。人間に限らず多くの動物種で一定の割合でこの能力が高いと言われれいます。大切なのは原因や理由が分からないにせよ湧き上がるマイナスの感情や感覚を無視したり放置したりせず「なぜ不安や恐怖や不快を感じるのだろう」と自分の感情や感覚に向き合う事です。不安感や恐怖感や不快感にはあなた自身が忘れていたトラウマ、あるいはあなた自身が気づいていない本音が潜んでいるのかも知れません。

とはいえ自律神経の高ぶりが続いている人では不安や恐怖や不快を感じるたびにパニックになったりフリーズしたりして日常生活に支障をきたしているかも知れません。パニックやフリーズは一旦スイッチが入ってしまったら自分ではコントロール不能になりやすいのでスイッチの入る前の対策が必要です。もし、スイッチが入ってしまったら「一人の空間で”魔法の言葉”などを自分に言い聞かせながら神経の興奮が収まるのを待ちましょう

最後に

まとめのポイントです

1 「絶対大丈夫」「何とかなる」と自分に言い聞かせる

2 「この感情や感覚はどこから来るのだろう?」と自問自答してみる

3 「私の過去の何が原因なのだろう」と自問自答してみる

原因の分からない湧き上がるマイナスの感情や感覚を無視したり放置したりせず「なぜ不安や恐怖や不快を感じるのだろう」と自分の感情や感覚に向き合い、原因やトラウマを見つけて解決していきましょう。

お付き合いありがとうございました。また次の投稿で会いましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?