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12: イメージに憧れすぎた

真ん中双子4人の子育て奮闘中ママ。
(9歳息子ヨウ、6歳双子の息子カイ、リク、4歳娘ツキ)
自分の心と向き合い始めた今の私の日々の気づき、想いを綴ります。
初めましての方はこちらから→https://note.com/yui_watashiiro/n/n4a41ab67c354


イメージに憧れすぎた私は
リビングをシンプルでオシャレにできない。


先日、綺麗な女優さんが朝の生活を紹介していた。

朝日と共に目覚めて、
広いベランダで植物に囲まれながらおはようの水あげ。
ヨガや瞑想をして気持ちを整え
健康的な朝食を作る。
ペットとのんびりすることも忘れない。
丁寧で心地よい暮らし…。

なんて素敵…♡

部屋もスッキリしていて
色味が統一されたシンプルな家具。

あぁ、理想の生活。


私もこんな生活したら…
と妄想に入りそうだったけど
すぐに我に返った。


ふっと私の横を見ると
靴下がたくさん転がっていたから。
(6人分の靴下を仕分けている最中だった。)

そして、目線の先に何かが落ちている。
そのまた先にはカラフルとはまた違った
色とりどりのぬいぐるみが並び、
綺麗に揃えたはずのおもちゃ箱から
ものすごく長い折り紙の剣が飛び出てる。

…。

今のは見なかったことに…と、
また妄想へ戻る。


木のぬくもりのあるリビングは
白を基調とした家具が揃っていて、
ポイントに赤とか入れたら可愛いなぁ。
中身が見えないように工夫された収納に、
すっきりとしたキッチン。

毎日綺麗なお花を飾って…♡

妄想は止まらないけど、
今までたくさんしてきたけど
今まで実現したことがない。


なぜか?
私は気づいてしまいました。


…本当は望んでいない。
(えっ?そんなことある🤣?)


正確にいうと、
望んでない。のではなくて、今に満足している。
なのかもしれません。

いろんな顔をしたぬいぐるみ達は
理想の暮らしには似合わないけど、
私や子供達に大切にされ笑っている。

箱から飛び出た折り紙の剣は違和感しかなく、
長すぎて全く戦力にならないけど
堂々と息子の背中にくっついて強さをくれていた。
(役目を果たしたかのようになってるけど…)
その姿を見て微笑ましかった。

私が夢中になって集めたコレクション達は
眺めるだけで気持ちを満たしてくれている。


今、部屋にあるもの達は
妄想の中の理想の生活には一見なんの役にも立たず
取り除かれているものだけど、
よくよく考えるとみんな大事なものだった。

持っていたくて持っているものだった。
私が欲しいから持っている。

シンプルとか、心地いいとか、丁寧な暮らしって
人の暮らしを見て
素敵だな〜
おしゃれだな〜
私も同じになりたいな〜
と思って真似したら手に入れられる訳ではなくて、

実際に使用するしないという判断だけでもなくて、
自分が心惹かれる、とか
気分が上がる、とか
なんか好きだな、みたいなもの。

自分の中だけにある
「必要か、必要じゃないか」で厳選した先にある。
そんな風に感じました。 


だって私は、
いくら部屋がスッキリしても
子供らしいもの見えなかったら寂しいし、

いくらオシャレでも
座り心地の悪いソファはいらないし。

柄のない世界に憧れていても
やっぱりキャラクターものが好き。

手放せないし、気づいたらいる。笑


あぁ、私はこの綺麗な女優さんのような
「余裕を持って日々丁寧に過ごしています」
(偏見ではない。イヤミでもない。良い意味です。)
というのに憧れているだけ。(手に入れていないから。)

本当に望んでいたらきっともう手に入れていると思う。
行動してないってことは本当に望んでいないから。


シンプルな暮らしをしている人は
(ミニマリストとか)
決して我慢して我慢してものを持っていない訳じゃなくて、
自分にとって本当に必要なものだけを
持っていた結果、少なかっただけ。

私は、その必要なもののひとつに
「気分を満たしてくれるもの」があるんだなぁと。
自分の好きが散りばめられていることで
落ち着くし、そんな部屋が好き。

これは私の考えであって多分、人それぞれ。


だから、
なんでこんな部屋になってるんだ?
なんでこんなにとっちらかってるんだ?
って思ったら、

きっと自分の好きを選べず、すべてを持ち込んでいるだけなのかも。
選ぶときは"自分の基準"で。
理想を他人にしてしまうときっと居心地は悪くなるだろうから。

"自分の基準"というのは、
部屋だけじゃなくて
人間関係とか子育てとか、心とか。
全てに繋がってくるな。
とも思う。


本当に選び抜かれたものだけ?

と、もう一度見渡すと疑わしい状態のリビングを
私はこれから厳選しようと思う。
「しようと思う」だけれども。

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