見出し画像

数年が経ち

数年が経ち、友人Bの結婚式のパーティーに呼ばれた。
共通の友人BだったYUIが私にDMを送ってきた。
メッセージのやり取りで、YUIも結婚したいなど願望がある様だが、
軽い女のレッテルを貼っていた私には、
YUIの行動と主婦になりたいとの言葉、矛盾している事に困惑していた。
自分の行動が他人にどう映っているか考えた事はあるのだろうか?
まぁでも天然キャラと考えたら話すと楽しく、LINEを交換。
一緒にパーティーに行く事にした。
海外ではパーティーに行く際には女性を一人で行かせずエスコートが必要だ。友人Aもパーティーに来る事は予想したいたが、深くは考えなかった。

パーティーは夕方17時から、

服装と髪をビシッと決めて昼過ぎに待ち合わせ。
お茶でもしてから行く話となりホテルのラウンジのカフェに入った。


久しぶりの再会、さらに綺麗になったと伝えた。
YUIは婚活をしているらしく色々な男と会っているらしい。
まぁ私には理解できない部分もあったが友人として応援はしていた。
YUIは、私が結婚相手なら良いのにと笑いながら口にした。
恋人もいた私にはその言葉が冗談にしか聞こえなかった。

パーティーの時間になり会場に着くと友人Aが会場玄関にいた。
友人Aは目を丸くして階段から降りて来る私達二人を見ていた。
周囲も私達のドレスコードと私がエスコートしている姿に驚いていた。

席に着くと友人Aは「言ってくれれば一緒に行ったのになんで?」しつこくYUIに言い寄っていた。友人Aは私抜きで話をしたそうだったが、

エスコートするからには会場でパートナーを一人にはさせない。鉄則だ。
友人Aはドレスコードのカジュアルとは程遠く、『髪もボサボサでヨレヨレのジャケット。そんなダサい格好で来たら、どの女でも引くわ』と思って私はYUIの横で話を聞いていた。
YUIは軽くはぐらかしながらも「今回(私)と行くことに決めていたの」とはっきり返事をしていた。

YUIに「俺で大丈夫だったのか?」と聞いたが、私と行きたかったのと、あの髪と格好はどうにかなんないのかね?と同じ意見を持っていた。
成り行きで一度寝たかもしれないが、調子乗ってしまった友人AのENDの瞬間である。
さよなら〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?