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今日の"結" 2024年1月27日(土)

夕方、渋谷Fa.C.Tの黒須さんが来訪されました。多胎児、年子、低出生体重児のパパ、ママ、家族のためのサークルです。双子を出産してから東京に引っ越してきたときに、多胎児育児の支援がほしくてご自身で活動をスタートしたそうです。同じ立場のパパママとつながることで、理解しあえたり、情報を共有できたり、お互いの状況を聞くことで安心することもできる、貴重なネットワークです。

ご自身は双子の子育ての大変さからこの活動を始めましたが、上の子の離乳食を用意する妊婦さんや、抱っこ紐で赤ちゃんを抱きながら1、2歳児のお世話をする年子のパパママも相当に大変なはず。また、多胎児の中には低体重で生まれる子も一定数いる中で、多胎ではない低体重児のパパママもつながることにも意味があるはず。そんな様々な支援対象者への黒須さんの思いから、多胎児に絞らずに活動をしてきました。

ところが、対象を広げて活動をしてみて、「多胎児」の支援は手厚くなってきているにも関わらず、年子や低体重児支援を入れると支援対象からはずれる助成金や制度もあり、困惑することもままあるそうです。同じように困っているから支援対象を広げたのに、そのために逆に活動しにくくなっているというジレンマ・・。このままでいいのでしょうか?
「重層的支援体制整備事業」の意味を改めて考えさせられたお話でした。
(渋谷Fu.C.T インスタグラム @shibuya.fu.c.t)

午前中は、NVCワークさんが「エンパシーサークルの会」の活動に結・しぶやの多目的スペースを利用されていました。NVCとは、"nonviolent communication"=非暴力コミュニケーション、相手の心の声に耳を傾けるコミュニケーションです。ワークでは、ニーズが書かれたカードをグループで囲んで、一人ずつ、最近の出来事や悩みなど、聞いてほしい話を話します。話が終わると、他のグループメンバーは、どのニーズがその話し手にとって大切だと感じたか、広げられたカードから選びます。結・しぶやのスタッフも体験させていただきましたが、自分自身の価値観をほかの人の視点で言葉にしてもらう、というのは、凝り固まった気持ちをほぐしてもらえるような、そんな感覚でした。

お昼頃には、区内のオレンジカフェ(認知症カフェ)の2か所(たんぽぽカフェ、Caféマリエ)に携わる中島さんが訪問されました。(渋谷区のオレンジカフェの案内チラシはこちら

中島さんは、新たに、結・しぶやを活用して、“ここに来れば認知症情報がある!”と思ってもらえるような、ワンストップの拠点を作りたいという熱い思いをお持ちです。
高齢化が進む日本ではいずれ5人に1人が認知症になると言われています。高齢者だけではありません。若年性認知症の場合は、まだまだ働き世代というところでの負担も大きくなります。中村さんは、これまでオレンジカフェやその他さまざまなボランティア活動などをする中で、診断されたときにどの地域資源を頼っていいのかわからないのは課題だと感じ、ワンストップであるべきと考えたそうです。春のスタートを目指して動き出されます。

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「だれも排除しない」を徹底した活力ある居場所作り
講師:井上温子氏(NPO法人ドリームタウン代表理事)

[コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)樫尾]