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魔法の授業


自分で言うな?って感じなのだけど

小さな頃ママが自慢だったの。
デザイナーで、いつもおしゃれで。


小学生になって物心しっかりついたあたりで
覚えている参観日。

白いシャツに黒のペンシルスカートを
はいて、髪はまとめてきたママ


周りから、きれいな人がいる
あれは誰のお母さん!?って聞こえてきて


へへんっ!私のママ。って心の中で言って
 自慢気な気持ちで満たされてたの。


そして私のママだとわかった時に


え?


なんで?なんでかわいくないの?みたいな
かんじになったの。


それから私は、鏡を見るたびに
ショックを受ける事になった。


考えた事なかったの。ママとの違いなんて。 


それから、私は違うんだ。。と
思ってしまったの。



ママの子なのに、どうしてだろう…。



そしたらママが目の前に来て言いました。


なんにもせず、ぼけーっとしてて
かわいくなれるわけないよ?


女の子も男の子も自分で
かっこよくなれるの。


魔法使いも最初から魔法使えない
でしょ?勉強して練習してるでしょ?って。


ママもたくさん練習したよって。


それからたくさん私に
魔法をかけてくれて、魔法の練習をさせて
くれました。


毎日のように違う髪型にしてくれて
自分の好きや似合うを考えたり


ベッドにリボンを何本もくくりつけて
三つ編み、編み込みの練習したり


毎週のように出かけて
足が痛くなるくらいいろんなお店(お洋服)を
見に行きました。


まつげはくるんってしたらこんな
かわいいんだとか


髪型ひとつでこんな違うんだ!とか


いろんな発見がありました。



そんな風に魔法の練習をしだして


ママにかけてもらった魔法も
自分でかけれるようになりました。


そしたら世界がかわったの。


ヘアメイクやお洋服は
わたしの味方なんだ!とおもったの。


それから毎日楽しくなった。
くよくよなる時はいつも

お気に入りのワンピースを着て
ヘアメイクして変身してた。


気分はセーラームーンだったの笑、
変身したら強くなる!みたいな


そんな私は今服を作る仕事をしてる。


魔法がよくわからなくなったり
周りから聞こえる声で


小さな頃の私のようになる女の子達が
たくさんいる事を知った。


Puiパワー!!!
メイクアップっ!!!

(セーラームーン風に読んでね?←)


お洋服を作る時にいつも考える。
選ぶ時も同じ。


あなたの味方になれるように
先にちょこっとだけ魔法をかけてるの

ウエストが自分にあわせれるとか
スリットだったり、バスト、ヒップ
袖…全部説明はここでしたら事件ぐらいながいからまた話すけど、


真逆のコンプレックの方達も
お互いに同じワンピースが素敵に着れる魔法を
かけてみてる。



チチンプイプイ。


ってね。


あとはあなたらしい魔法をかけて
楽しんでもらえたらいいな。



今日はそんなお話。












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