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アニメソムリエが届けたいモノ

「アニメソムリエ」という仕事を聞いたことがありますか?
私は「アニメ歴5年のアニメソムリエが、あなたが普段選ばないアニメをおすすめします!」というbosyuで出会いました。

細かい嗜好性にも合わせてアニメを選んでもらえ、AIと違い人が選んでくれているところが素敵なサービスでした。

たぶん工数をかけて作ってくれたであろう資料でしたし、これから手間暇かかるこの事業。なぜこの人は「アニメソムリエ」をやっていきたいのかが気になりました。
そこで、勢いでインタビューをお願いして、アニメソムリエを始めた経緯や思いについてお伺いしました。

インタビューの一部始終はstand.fmからご視聴ください!
※記事は話の構成をガラッと変えているので、比較してラジオを聴いて頂くのも面白いかもしれません。

たくまるさんについて

ゆい たくまるさんは、20代でしたっけ?どこ住みですか?

たくまる 今年で28歳です。熊本ってところにいます。 

ゆい えー!全然訛ってない!てっきり関東の方かと思っていました。社会人ですよね?お仕事は何しているんですか?

たくまる 個人事業主でアフェリエイトとかやっていましたけど、アニメソムリエを始めてからは、8割くらい比重を置いていますね。

アニメソムリエへの一歩で背中を押してくれたのは『鬼滅の刃』

ゆい アニメソムリエという聞きなれないお仕事をされている経緯を教えてください!

たくまる アニメソムリエを思いつく数年前から、人のお役に立てる仕事をしたいと悶々と考えていました。没案は数百個くらいあったと思いますが、どれもピンと来なくて。
そんな時、たまたま選書サービスという書店店員さんが自分のためにオススメの本を選んでくれるというサービスを知りました。
僕はアニメが好きだったので、アニメを選ぶサービスがいいんじゃないか?と思いついたのですが、そんなことをやってる人が周りにいなくて。誰にも相談できないし、そもそも本当に喜んでもらえるのかも自信が持てずに一歩が踏み出せませんでした。

ゆい ロールモデルがいないと不安ですよね。私もフリーランス人事になるとき、周りにロールモデルがいなくて不安でしたもん。

たくまる そうなんです。そんなとき、映画『鬼滅の刃 無限列車編』を観に行ったんです。映画の中で煉獄杏寿郎というキャラクターの「心を燃やせ」というセリフが胸に刺さりました。映画全体のメッセージが「心を燃やして一歩を踏み出せ」というもので。
アニメを選ぶ仕事を思いついてはいたけど、失敗するかもしれない、笑われるかもしれない、時間が無駄になるかもしれないと、怖かったんですけど、僕も心を燃やして一歩を踏み出そうと思えたんですよね。

ゆい 煉獄さんに背中を押されて始めたんですね!

たくまる はい!まずはTwitterで呼びかけて反応を見てみたのですが、応募があって喜んでもらえたので、「これはいけるかも?」と思いました。その後、何度かアップデートを繰り返して今に至ります。

アニメ×誰かのためになる仕事

ゆい 人の役に立てる仕事がしたいと思ったきっかけはありますか?

たくまる …10時間はかかるかな~(笑)。冗談はさておき、きっかけは2年程前に『コード・ブルー』というドラマの再放送を観たことです。
山下智久さんが演じる主人公のセリフで「あの頃の俺は、自分のために医者をやってた。今は、誰かのために医者でありたいと思う」というものがあり、衝撃を受けました。

ゆい まさかのコード・ブルー!

たくまる 当時は、正直、仕事はお金を稼ぐための手段でしかなくて、自分のためにやっていました。でも、何となくこれじゃダメだと思っていても答えが見つからなくて。
そんな時にあのセリフを聞いて、自分に足りないものはこれだ!と思ったんです。僕も誰かのためになる仕事がしたい。人の役に立つためには、僕は何ができるのか、ということをそこから2年位考えて、選書サービスに出会う…という流れです。

ゆい コード・ブルーに出会ってから屈折2年、数百個の没案が生まれてからのアニメソムリエなんですね。

たくまる 一番つらい時期でしたね(笑)。

今後のアニメソムリエ活動展開

たくまる

ゆい 今後の活動はどのようなものを考えていますか?

たくまる 僕みたいにアニメきっかけで一歩が踏み出せるようにお手伝いしたいと考えていて、今まではアニメを選ぶだけでしたが、今後は一歩踏み出せるようなモノを届けたいと考えています。

ゆい 踏み出せるようなモノ?

たくまる まだ構想段階ですが、例えば、新しい恋に踏み出す勇気がない人がいて、その人が一歩踏み出すきっかけになるアニメを選びます。さらに、形に残るような物も一緒にお届けしようかなと考えています。

ゆい わぁ~素敵!今度は単にオススメするだけじゃなくて、依頼主の悩みに対してアニメを提案して、しかも手に取れる物もついてくるんですね!

たくまる 依頼主さんのアニメの好みもあるとは思いますが、今後どんな恋をしたいのかもお伺いして、厳選した1個のアニメを推薦します。
また、今まではオンラインでアニメの推薦資料をお渡ししていたのですが、オフラインでお渡しする形に変える予定です。オンラインは、便利だし利益を出すならオンラインの方がいい一方で、たぶん見なくなると思うんですよ。だから、一歩踏み出すときにお守り代わりにしてもらいたくて。

ゆい なるほど、お守りですか!

たくまる 今考えているのはトランプとミサンガです。
トランプは、切り札という意味もありますので、初デートのときに懐に入れてもらいたいです。ミサンガは、赤・黒・白を三つ編みしています。初めて三つ編みしたので練習中です(笑)。

ゆい 自分で作っているんですね!

たくまる はい。赤が決意、黒が意志、白が始まりという意味を込めています。バックとか腕につけてもらって、日常生活の中のトリガーになったらいいなと思います。
ミサンガや、オススメしたアニメを街で見かけたりしたときに、自分の決意を思い出してもらいたいです。僕は、アニメを選ぶことを通じて、一歩踏み出せること伝えたいです。

ゆい 日常生活の中で思い出すことは大事ですね。

たくまる どのアニメの主人公も前に進んでいきます。一番大事なのは、どういうアニメを観るかではなくて、自分のこれからについて決意したことを忘れないことです。「この日、私は決意したから、絶対大丈夫」って思ってもらいたい。
アニメを選んでもらうためではなく、未来の自分に対しての投資のつもりでお金を払ってもらいたいですね。

ゆい すごく楽しみなサービスですが、いつリリース予定ですか?

たくまる リリース日は具体的には決めていませんが、たぶん来月くらいにはリリースできるかもしれないです。今は梱包のデザインを検討中です。
最初はモニターを募集するところから始めるかもしれません。

ゆい 私、募集始まったら応募しますね!本日はありがとうございました!

編集後記

アニメソムリエを考えつくまでに数百個没案があったことに驚きでしたし、そこまで考えて練ったサービスだからこそ面白いと思えたのだと思いました。諦めずにやり切ることが大事なのだと、あらためて感じました。

たくまるさんが『鬼滅の刃』を観て一歩が踏み出せたように、アニメは自分の背中を押してくれる存在です。人生の決断のきっかけ作りがしたいというたくまるさんを応援したいと思います。

今回のインタビュー記事も、誰かの一歩になったらうれしいです。

たくまるさんのTwitterをフォローして、ぜひ新サービスをチェックしてください!


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