見出し画像

共働き夫婦における転勤問題、今の職場を辞めてついていく?今の職場で働き続けて残る?

こんにちは、マネーフォワード 法務 兼 マネーフォワードシンカ キャリアアドバイザー、村井 結です。

私は、子どもが2歳のときに夫の転勤が決まり、かれこれ3年間、子どもと2人暮らしをしてきました。この度、夫が自宅に帰って来た!!ので(つまり、3年ぶりの同居です。お互い警戒しあってます。笑)、せっかくなのでこれまでの3年間を振り返って、同じように迷われている方向けに、徒然なるままに書いてみました。

結論としては、どちらも一長一短あると思いますし、選択をしなかった側の未来は分からないので、私は残って働き続けることを選んでよかったと思うようにしております。(先日、とある方に「なんでそんなに自己肯定感が強いんですか?」と聞かれました。笑)

PROFILE

村井 結(むらい ゆい)
2010年株式会社リクルートに新卒で入社し、約10年間勤務。同社の営業・経営管理部門での経験も活かし、法務部門のマネジャーとして事業法務全般およびM&Aの推進を行うともに、法務業務のIT化にもチャレンジ。2019年7月にマネーフォワードに入社し、引き続き、事業法務全般に加えてM&Aやコーポレート法務にも携わるとともに、2020年6月よりマネーフォワードシンカで法務を専門としたキャリアアドバイザーを務める。 

転勤が決まったときに考えたこと

現職で今の仕事を続けるのか、それとも、辞めて夫の転勤に帯同するのか、当時は、大いに悩みました。

仕事を辞めて夫の転勤に帯同するという選択肢を採れば、今後、今のような働き方を維持した再就職ができるのか分からなかったこと、再就職できなければ家計の収入も私の収入分減ってしまうこと、をまず懸念しました。また、夫の転勤期間(最短では1年で終わる可能性もあった)が決まってなかったので、転勤先で、例えば大学院等に通ったり、新たに就職するというのも、難しいように感じていたので、転勤期間中に対する漠然とした不安もありました。

一方で、仕事を続けるという選択肢を採れば、子どもが父親と一緒に暮らせなくなってしまうこと、同様に、夫が子どもと一緒に暮らせなくなってしまうこと、加えて、基本的には、私一人で仕事をしながら子育てをしなければならなくなってしまうこと、が懸念されました。特に、当時は、仕事も忙しく、子どもが毎日「いや!いや!いや!」と言っている時期だったので、とても一人ではやっていけないような気もしました。

そして、振り返ってみて一番辛かったのは、飲みに行けなくなってしまったことです(笑)。従前、飲み会、打ち上げなどの参加はもちろんのこと、何かあったら「飲みに行きましょう🍺」とストレス発散するタイプだったので、自由に飲みに行けなかったのは、殊の外、辛かったです。こう書くと笑い話なのですが、本当に、結構辛いです。笑

(あれ!こうして振り返ると、自分のことしか考えていませんね。笑)

なぜ転勤についていかなかったのか

結局は、働き続けたかった、会社が、仕事が好きだった、ということなのかなと思っています。そして、そんな私が働かなくなって、家でイライラと待ち構えていたら「夫も子供も不幸だろうなぁ」「一緒に住めば幸せってものでもないだろう」と、自分に都合よく整理しました(笑)。
その一方で「好きで働いているんだから」と、子どもへの感謝の気持ちと申し訳ないという気持ちは常にどこかにあったように思います。そのため、せめて、子どもに胸を張って「仕事楽しいよ!ありがとう!」と言えることを仕事をするうえでは意識してきました。もちろん、楽しいことばかりではありませんので、子どもに愚痴を聞いてもらうことも多々ありました。「今日、会社に悪いおじさんが現れて、ママにたくさんやなことしたんだよ。」「えー!こわいね!」というような…笑。

加えて、当時の職場で、夫の転勤が決まったことを周囲に話しても、(会社を辞めるのかどうかという意味で)「どうするの?」と聞かれることもなく、仕事を続けることがさも当たり前のように「それは大変だね」という反応だったので、それに流されたということもあったかもしれません(笑)。

あとは、この選択が間違っていたと思ったら、その時に、会社を辞めて子どもと引っ越せばよいかと単純に思っていました。やってだめなら諦めればよい、と気軽に考えました

意外と心地よい、子どもとの2人暮らし

結局は、こうして3年間、なんとかやってこれました。そして、この間に、私は転職までしてしまいました。
夫がいない大変さももちろんありますが、いない良さもありますよ!なんて(笑)。夫婦喧嘩することもないですし、家事の分担はできませんが、量も半分なので意外と楽です。夫のごはんをつくる必要はありません。(夫がいてもつくらないことも多々あります。)
また、毎晩のようにオンラインでのコミュニケーションができるので、それほどコミュニケーション不足も感じませんでした。子どもは、私のLINEを自分で操作して、私の知らない間に電話やメッセージを送れるようになりました(笑)。
そして、夫の単身赴任先に旅行代わりに遊びに行けて、宿代の節約ないしはハイシーズンで宿が取れない時期にも旅行に行けるという隠れたメリットもございます✨

※育児との両立については、以下の記事に書いております!

子どもにとってどうだったのかは、分かりません。こればっかりは永遠に分からないと思います。
もっとたくさん遊んであげられたらなぁと思うことは毎日あります。
私は、毎晩「いつもありがとう」を言うようにしていました。これからも!

これからの選択肢

このwith/afterコロナ時代においては、転勤に帯同しながらも現職を続けるという選択肢も出てきそうですね。リモートワークに向いている職種や、リモートワークが広く許容されている会社では特にそうだと思います。
実際、前職でも、そのような提案をいただきました。そのとき、私は、マネージャーになったばかりで対面のコミュニケーションが大事だと思い込んでいたところもあり、完全リモートワークでやり切れるというイメージを持てなかったので実現しなかったのですが、今ならできるように思っています。

多様な働き方の選択肢は、家族のあり方も変えていきますね。

※法務とリモートワークについては、以下の記事に書いております!

今日は、少しテーマがずれてしまいましたが、私はキャリアアドバイザーをやっておりますので、働き方を軸としたキャリアのご相談や、キャリアのご相談に限らず、転勤のご相談(笑)や法務同士での情報交換でも!ご興味をもっていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡をお待ちしております。

それにしても、3年ぶりの同居生活・・・◎△$♪×¥●&%#?!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?