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ホームスクーリングについて

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我が家の子どもたちが選択した「ホームスクーリング」という学び方について綴っています
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#子どもに教えられたこと

ホームスクールのやり方 開始から6年目の日常(長男・高学年編)

長男が小1でホームスクールという学び方を選択し5年経過しました。 今回は、小4から今までの過ごし方などを振り返ります。 ことばの教室(通級指導教室)前回(小学校1年生~3年生)では文字数の兼ね合いで割愛しましたが、長男は小学校3年生から「ことばの教室」に通い始めました。 ことばの教室とは私が住んでいる自治体で行っている通級指導教室の通称です。 上記引用のとおり、多様な支援ニーズに応えるために設置された場所なので、各自治体ごとに様々な名称・目的の教室があります。 長男が利

ホームスクールのやり方 開始から6年目の日常(長男・低学年編)

長男が小1でホームスクールという学び方を選択し5年経過しました。 今回は、これまでの5年間を低学年編・高学年編の2回に分けて振り返ってみます。 ホームスクールになったきっかけ小1の9月のある朝、玄関でランドセルを背負った長男が突然、「もう学校に行くのは無理だ」と大泣きしました。 そこで私はすぐに「学校には無理に行かなくていい、ゆっくり休もう」と声を掛け、学校にもその旨伝えました。 すると少し安心した表情になった長男が、数日間にかけてポツリぽつりと学校で感じていたことを話し

HSCの不登校④ 学校の部分利用という選択

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、学校との距離感を決めた長女が、どのようなホームスクーリングを始たのかをお伝えします。この記事はシリーズなので、初回から読んでいただけると嬉しいです。 初回 HSCの不登校① 繊細な長女のエネルギー切れ ちょっと無理してダウン小1の11月からホームスクーリングに切り替えた長女は、約1年後に再び学校へ興味を持ち始め

HSCの不登校③先生が嫌なわけじゃない

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、学校との距離感を決めた長女が、どのようなホームスクーリングを始たのかをお伝えします。この記事はシリーズなので、初回から読んでいただけると嬉しいです。 初回 HSCの不登校① 繊細な長女のエネルギー切れ 家庭の方針を学校に伝えるHSCの特性ゆえに学校でエネルギーを使い切り、不登校になった長女は、「基本的には行かない

HSCの不登校② 娘を信じて待つ

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、HSCの特性をもつ長女が学校との距離感を決めていくまでをお伝えします。前回からの続きなのでそちらからを先に読んでいただけると嬉しいです。 前回 HSCの不登校① 繊細な長女のエネルギー切れ 休んだものの食欲が戻らないHSC(非常に敏感な子ども)の性質を持つがゆえに、学校が楽しいと感じながらもエネルギー切れを起こ

HSCの不登校①繊細な長女のエネルギー切れ

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した、我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、現在小3の長女についてお伝えします。 HSCとは長女は、HSCの特性を持っています。 HSCとは、Highly Sensitive child(非常に敏感な子ども)の略語で、アメリカの心理学者エレイン・アーロン氏が提唱した言葉です。 まだ医学的に体系化されてはいませんが、5人に1人が持っていると言われていて、

不登校からのホームスクール④ 学びの主体を子どもに返す

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した、我が家のアレコレをお伝えしています。 初めて読まれる方は、初回からお読みいただけると嬉しいです。 初回【不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心】 今回は、ホームスクーリングを選択している中で感じていることをお伝えします。 子どもの主体性が何より大切長男はいま11歳(小学5年生)で、小学校1年生の9月から不登校になり、ホームスクーリングを選択しました。 その結果、本人

不登校からのホームスクール③ 共働き家庭で育つ小1の過ごし方

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 初めて読まれる方は、初回からお読みいただけると嬉しいです。 初回【不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心】 今回は、共働き家庭の我が家が、当時小学校1年生だった息子とどのようにホームスクーリングをしていたかをお伝えします。 小学5年生になった今も、基本的な過ごし方は変わっていません。 お子さんが不登校

不登校からのホームスクール② 家族で徹底的に話し合う

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 初めて読まれる方は、前回からお読みいただけると嬉しいです。 前回【不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心】 今回は、我が家がホームスクーリングという選択肢を知り、ホームスクーリングに至るまで、をお伝えします。 ホームスクーリングとの出会い本を読むのが大好きで兄妹思いの優しい長男は、学校に入学してから徐々に笑顔が少なくなり、小学校1年

不登校からのホームスクール① 長男の涙に揺れる親心

はじめまして、鈴村結(ゆい)と申します。 我が家には2010年生まれの長男、2012年生まれの長女、2015年生まれの次男がおりまして、日々きょうだい仲良く楽しそうに育っています。 長男と長女は、小学校に入学して半年ほどたった頃から、それぞれ違う理由で不登校になりました。 それから家族でたくさんたくさん話し合い、いまはホームスクーリングという学び方を選択しています。 ホームスクーリングって?ホームスクーリングは、Wikipediaによると となっています。 ホームスクー