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Vol.119「ファシリテーション②」

皆さん、こんばんは。
今日も、先日に続いてファシリテーションセミナーでの学びを記事にまとめます。
Vol.116では、「なぜファシリテーションが必要なのか?」ということを中心に書きました。

今回は、先日の記事の内容を踏まえて、「ファシリテーションにはどんな役割があるのか?」ということを書きます。

先日の記事にもあるようにファシリテーションは多様化する現代社会にとって必要不可欠なスキルです。
多様化したことで、様々な価値観や考えかたが生まれるようになりました。
そしてそこからは、新しいものがたくさん創造されています。

しかし、言い方を変えれば、みんながバラバラな方向を向いているということです。今までは、トップが「A!」と言えばAでした。しかし、今はBと考える人もいればCと考える人もいます。

それをまとめ、力の矢印を同じ方向に向けられるのがファシリテーションです。
A案の人とB案の人が話をすれば、当然自分の考えを押し通したいのでぶつかり合います。当事者2人だけの議論・討論では解決に時間がかかります。
そこで、ファシリテーターが入り、それぞれの考えを伝えたり、分かりやすく整理したり、別の視点を与えたりすることでお互いが納得のいく答えに導きます。
そして、A案とB案がぶつかり合い、磨き上げられる中でC案というより高次な答えが出ます。

ファシリテーターが入ることで混乱・混雑していた意見が整理され、調和します。そうして、調和されて生まれた答えは元々の案よりも高次なものになります。

トップダウンが通用しなくなってきている現代では、現場で試行錯誤しながらより良い答えを見つけていくことが求められます。
その中で、より良い答えを導き出すためには議論・討論が必要不可欠です。そして、ファシリテーションは議論・討論をより活発なものにし、高次な答えに導いてくれます。

つまり、ファシリテーションとは、多様な意見をまとめ、より高次な答えに導くことができるのです。

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