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53日目「効率化と精選」

近年、学校現場では、様々な場面で「働き方改革」が叫ばれています。
この働き方改革は、コロナ禍の影響で多くの業務が精選されたことで大きく前進しました。

コロナ禍では、多くの方々が大変な苦労をされました。それは学校でも同じです。
たくさんの辛いこと、大変なことがありましたが、「精選する」という意味では、良い機会になったのではないでしょうか?

このような状況で感じたのは、精選や効率化することで、本質的な部分にじっくりと向き合うことができるということです。
逆を言えば、本質的な部分を削ったり減らしたりしてしまうのは、効率化・精選の意味がないのではないでしょうか?

私は、教員の本質的な部分は、子供との関わることだと考えています。
授業や学級経営、生徒指導、教育相談など、子供とじっくり関わり、直接的に成長に携われる仕事こそが最も大切です。

しかし、膨大な調査、文書や提案資料の作成等で、その本質となる仕事に割ける時間がほとんどないのが現状です。

授業の準備ができなかったり、子供たちの話をじっくり聞けなかったりということが起きています。

だからこそ、こういった膨大な調査、文書や提案資料の作成を効率化・精選することは大きな意味があります。
そうすることで、教員の最も大切な仕事に費やせる時間が増えるからです。

これは、他のことに対しても言えることです。当然、やれるならばやった方が良いことはたくさんあります。
しかし、加えることで本当に大切な部分に悪影響を及ぼしてはいないでしょうか?

増やすことよりも、減らす決断が重要な場面はたくさんあります。

そうやって、本質を見つめ直し、大切なことにじっくりと向き合うことが大切です。

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