好き嫌いがはっきり別れる。

画像1 シャコ。この辺りではガサエビと呼んでます。先週初水揚げされました。数はまだ少ないものの、14cmくらいに成長します。メスは卵を抱えるようになる。私は見慣れてるけど、水揚げされて間もない姿を見たことがない方もいるかと思い、今日獲れたのを写真撮りました。
画像2 まだ生きてる子もいた。普段は海の底に暮らしている。時化て波が高くなると、網にかかるらしい。寒風吹きすさぶ荒れた海を「今日は獲れっぞ!」と勇ましく船を出す漁師さんには、敬意を示さずにいられない。
画像3 仰向け。降参のポーズではない。足が強くヘタに持つと怪我をする。映画の観過ぎなのか、顔に飛びかかってきそうで怖い。リプリーでなくとも警戒してしまう。
画像4 キャシャーン!
画像5 陸に上がると網からはずす。頭や爪が取れると市場には出ない。左におわすはカレイ。手前はソイ。あとカニ。
画像6 茹でたて。漁師さんのおすすめは茹でたてをそのままいただく。出汁がでるのでシャコ汁やシャコカレーもいい。みんなで食べられて温まるものが好まれるようだ。天ぷらや寿司ネタなど、季節の料理にあがる。フレンチレストランも使っている。
画像7 シャコの爪。父が好きで食べるらしい。食べてるところを一度も見たことはない。干した殻を肥料にしている。
画像8 初水揚げは10月18日。 12月初旬の雪が降るまで漁期となる。
画像9 漁師によって、茹であげる塩加減が違う。これは食べ比べてみないとわからない。食べた時期もあるけど、あたしゃ見た目が苦手でね。食べてる人を眺めます。
画像10 両脇を切って殻を外しやすくする。金物を嫌うので、好きな人はなるべく手で剥いて食べたりする。においがきついため、ホテルの一室で食べると清掃員が消臭に苦労するのはカニと同じ。シャコ好きが何人かいるので「シャコ獲れたけど食べるー?」と電話をして、私は車を走らせる。

あなたのおかげで、勇気と希望が湧いてきますッ!