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歌詞を書くときに「覚えたて」を披露したくなる心理

愛用のスケジュール帳は、ずっと「ロルバーン」。
曲を作ったり、歌詞を書く時は、この後ろについてる方眼紙ページを使います。

最近はMV作るのに絵コンテ描いたりしましたね。

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そういえば、歌詞書きのときに自分は何を考えてるっけ、とふと思ったので、書き留めてみます。

この状態を少ない字数で表すには?

歌のメロディーと、当てはめている歌詞の言葉のイントネーションを合わせると、自然に聞こえるというのはよくある話。ただ、書きたいものとメロが合わなかったりするのもよくあること。私は大概そう(笑)

それを考えてると、「英語と日本語を比べたときの、言葉の字数・音数の違い」なんてことを、だいたい曲作りのときに必ず1回は思い浮かべるのです。

そして、もういっそ空耳アワーみたいに、似たような音だけで英語っぽく聞こえるような感じにしてやろうかと脱線したりします(うまい言葉が全く浮かばない時なんか、特に)。

「や、逆にそんな才能ないわ」と思い直して、真面目にまた考え出すのです(笑)
テスト前に部屋片付けたくなる、あの心境に似てますかね。脱線グセは。

ただ、脱線もいい感じに作用することがあります。
今年作った曲でもそんなのがありました。配信イベントのご支援特典CDに収録した、「fika」(フィーカ)という曲です。イメージとしては「つらい時はお茶でも飲んで休憩しよう」で書いたもの。

脱線する時は、だいたい「どうしてもこの意味の文章を入れたいんだけど、文字数が多すぎるわ」なときに、ちょっとネットサーフィンに出かけます。一応、頭の片隅では曲のことを考えているので、なんとなくその曲の雰囲気や気分にあったような動画を探しに行ったりします。

「fika」はちょっと北欧的なイメージでメロディを作ったので、この場合は「北欧」「ケルト」みたいなキーワードを繰り返し打ち込んで、ふらふらと旅に出ます(笑)
これはどうやら、頭をそのイメージに浸せば、言葉が何かしら思い浮かぶだろうという作戦ですね!(と、書いてて気づく)
それっぽい民族音楽や楽器の音を聴いて、「ええなあ」と機嫌が良くなりさらに深掘り。

すると、たまたま北欧在住という日本の方の動画を発見。ご自身の暮らしを紹介されてる中で、「fika」という単語がしきりに出てきました。どうも使い方としては

「fikaの時間」
「fikaしに行こう」

となるらしい。
画面に映っているのはコーヒーや美味しそうなオヤツ、甘いお菓子。
楽しそうに喋る人々。
おー、好き好き。こういうの。

で、どうやら「fika」=「お茶をする」、
もっというと「お菓子をつまみながらコーヒー飲もう」の意味の習慣と…

あったーーーー💡

こういうのが見つかるとあとは早いです(笑)
脱線も悪いもんじゃないよねえと、味をしめるわけです。
(もしうまくいかない時は、ただただ時間が流れるだけですよ⭐️)

それでできたのが、「fika」。語感も好きなのでタイトルもそのまま。
気になった人は調べてくれるかなあ、そしてこの意味に気づいてくれるかなあ、という思いでつけました。
ライブでは演奏してますが、また何かの形で表に出したいですね。
(ちなみに前述の特典は随時購入受付中!ご興味あれば是非に。当ユニットへのご支援・美味しいコーヒーバッグ・特典CDの価格となっています)

新しく覚えた言葉をさっそく使ってみたい心理

こんな歌詞の書き方してると、「見っけた!」感を抑えられずに即、使います。子どもが大人ぶって喋ってる様子に似てますね。

たまに思いついたフレーズをメモ書きしたりしますが、結局、メロディーに合わなかったり字数が合わず、埋もれていくことが多く…。新しく書いたものがしっくりくることばかりです。そんなわけで、手帳のページはたくさん食いますが、ネタはストックされないのです(笑)。

なんで方眼紙?

さて最後に、ロルバーン方眼紙の使い方をご紹介。

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基本は線1本につき、ひとマス。音を伸ばすところは、みょーんと伸ばします(笑)今の所、これが書きやすい!

私の歌詞書きの一例でした。
そういえば人様の書き方はほぼ聞いたことないので、ちょっと聞いてみたいなあ。こっそり教えてくださいませ。

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