月間ベストビュー(5月) 春ピリカ受賞記念スペシャル🎉
毎月のビューの多かった記事を表彰するコーナー、2023/5編です。
では、1位からです!
🥇第1位!
【短編小説】若者のすべて #春ピリカグランプリ2023
小説コンテストに応募したこの作品、「すまスパ賞」という、審査員全員による投票で決まる賞に選んで頂きました。
「ゆび」というお題から、小指に繋がった糸を連想し、若者たちの恋愛模様を書きました。講評が素晴らしいので、そのまま紹介させてください。
📕講評・Marmalade📕
から始まるこの物語。このQRコードがアプリと繋がって、出会った相手が赤い糸の相手か教えてくれるというから驚きだ。いつかそんな日がきてもおかしくない、いや半年後くらいにはそうなっているかもしれない、とつい思わせる説得力がある。
その上、若者たちは恋愛に余分なエネルギーを使いたくないためにこのアプリを使うというのだ。オソロシイ。けど、やっぱりあり得そうだ。そうして出会う「つがい」が9割な一方で、物語の主人公の男女はこのアプリを使っていない。
作品の中にあるこのセリフがいい。
と言いながら、彼は彼女は謎解きのような会話を続けていく。そのジレンマがまたいい。言うなれば、とにかく彼はロマンチストなのだ。女性なら誰でも(かはわからない、ロマンチストが嫌いな人はイライラするだろう)憧れるようなロマンチックなセリフをさらりと伝えてくる。これだよこれこれ!アプリじゃこれがないじゃない!とつい熱を入れたくなるのは私だけなのかちょっと心配になりながら読み進んだ。
と、語り出したらキリがないけれど、これ以上書くとネタバレになってしまうので、まだ読んでない方は先に読んできてください。そして、この先のさらに素敵な展開と二人の小指にある小粋な糸の色に注目しながら、楽しんでいただけたら、この作品をすまスパ賞に選ばせていただいた審査員一同みんなとても嬉しく思います。
ぼくは「赤い糸」よりも、もっと温かな繋がりがあるんじゃないか、というか、そういう繋がりがあるなら、人生報われるなと思うことがありました。
それを「オレンジの糸」で物語りたいと思っていたのですが、それがこの企画によって形となることができました。
講評してくださったMarmaladeさん及び審査員のみなさん、そして読んでくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございました!
続きまして、第2位!
🥈【詩】月の耳 #シロクマ文芸部
シロクマ文芸部への初投稿作品です。
noteではストーリーを書くことが多いのですが、もともと詩を書くことが多かったです。詩というか歌詞というか。なんか歌いたくなっちゃうので、曲になることもしばしばなのですが、詩を書いてみたいなあと投稿しました。
詩と言ったら金子みすゞが好きなんですが、どこかリズミカルで宇宙を感じるものに惹かれます。
そういう書き方になってしまいますね。
シロクマ文芸部では、詩を投稿していきます。
最後、第3位!
🥉心お弁当 #毎週ショートショートnote
子どもに持たせるお弁当に、お父さんが毎日海苔で漢字一文字を乗せるお話。
お弁当文化がそんなになかったので、お弁当にまつわる思い出はあまりないのですが、ないからこそ、いろいろ想像が膨らむっていうことありますね。
お弁当ではないけど、一人暮らしだったときとか、親が仕送りにいろいろと送ってくれたときとか、ああ、気にしているんだなと感じたりしました。リポビタンDが箱で送られてきたときは、「がんばれ」だったんだろうと、いま、思い出しました。
というわけで、5月のベストビュー、春ピリカ受賞記念スペシャルバージョンでした!
また、来月、なにかのスペシャルができますように!
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