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ノンデスクワーカー同士のつながりづくり 〜ユーザーコミュニティを立ち上げて見えたこと〜

カミナシでカスタマーサクセスをしているyu hiranumaです。今年の新たな取り組みとして「カミナシアンバサダー」というノンデスクワーカー向けのユーザーコミュニティを立ち上げてみました。今回はこの立ち上げの中で気づいたことを皆さんにシェアできればと思います。

私自身コミュニティづくりは初めてで、ほぼ手探りの状態で始めてみました。同じようにコミュニティを立ち上げようとしている人の参考になれば嬉しいです。

カミナシアンバサダーとは

カミナシを通じたノンデスクワーカーのコミュニティとして立ち上げ、現在5社6名で活動しています。今回は初めての試みということもあり、業種を絞った上で、カミナシを長くご利用いただいているユーザー様中心にお声がけさせていただき、アンバサダーメンバーを募りました。
基本的には1〜2ヶ月に一度、オンラインで集まるのが主な活動となっております。

なぜコミュニティを作ったのか

カミナシアンバサダーをやろうと思ったきっかけは、社内外から以下のような声が上がってきたことでした。

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アンバサダー発足の経緯

カミナシがリリースされて1年半ほど経った段階で、カミナシ側、ユーザー側の双方で「使ってみて実際どうなの?」という声がちらほら聞こえ、これらの声を気軽に共有できる手段がユーザーコミュニティの存在だと考え、カミナシアンバサダーを立ち上げることにしました。

これまでやってきたこと

立ち上げ準備期間(約3ヶ月)

コンセプト決め:カミナシアンバサダーでやりたいこと、活動頻度を決める
メンバー募集:お客様とのMTGでアンバサダーのご案内
デザイン整備:ロゴマークやスライドフォーマット、ノベルティの作成

立ち上げ期間は主に上記3つのことを進めてきました。特に力を入れたのがデザイン整備でした。というのも、今回のようにオンラインでコミュニティを開催するとなると、なかなか一体感を醸成するのが難しいのでは?と思っていたからです。少しでもメンバーの一体感を作り、メンバーが参加しやすい雰囲気作りをしたいなと考え、デザインチームに協力を仰ぎ、ロゴの作成、ノベルティの配布などを行いました。

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左:カミナシアンバサダーのロゴ 右:参加者へ送付したノベルティとメッセージカード

実際にオンラインミーティングでは、ロゴの入った背景画像に使ってみんなで写真を撮ったり、実際にお会いできた際にノベルティのトートバッグを使ってくださっていたりと、一体感の醸成に役立ったなと思っています!

活動内容

日頃の活動は1〜2ヶ月に一度オンラインで実施する「アンバサダー会」が主なものになります。内容としては、各企業でのカミナシ活用事例をさまざまな切り口で共有するのが中心となります。

もちろんカミナシというプロダクト自体への理解を深めていただくことはコミュニティの一つの目的ではあるのですが、それだけでは最終的なカミナシのミッションである「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」ことは不十分だと思っています。
そのため、たとえ直接カミナシとは関係ない内容であっても、アンバサダーメンバーに役立ちそうなものであればどんどん紹介していこうというスタンスでやっています。最近だと、無料で使えて現場で役立ちそうなITツールを紹介し、皆で試しに操作してみたりしたこともありました!

その他活動としては、アンバサダーメンバーの1社にご協力いただき、「リモート工場見学会」を実施しました。事務局が現地に訪問してカメラで工場内を撮影させていただき、カミナシを活用している現場の様子をライブ中継で見ていただきました。

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リモート工場見学中の様子(Zoomで実施)
見学後のディスカッションタイム

運営して良かったこと

アンバサダーを立ち上げてみて、大きく2つの気づきがありました。

①ノンデスクワーカー業界にとって他社の事例を知れる機会はとても貴重
IT業界と比べ、多くのカミナシユーザーが働いているノンデスクワーカー業界は、他社とのつながりが少ないという話をよく聞きます。それゆえ、ノンデスクワーカーにとって他社の環境を知れる機会はとても貴重で、参加者から「他社事例が分かると自社との差分に気づける」との声をいただくことができました。またカミナシのこと以外にも、「同じような立場で働いていることで、近しい悩みが共有できる機会は貴重だ」との感想をいただき、今後も活動を続けてコミュニティの輪を広げていきたいなと感じました。

②ノーコードツールこそ他社事例を共有する意義が大きい
カミナシのようにノーコードでカスタマイズする余地が大きいプロダクトだからこそ、他社の良い使い方を知れるコミュニティの存在は活用推進に繋がると気付きました。
例えば、
・現場記録者のフィードバックをもとに、10個あった入力項目をあえて1つにまとめて短時間で記録できるように
・これまではテキストで記録していた点検箇所を画像に○をつける運用に変更して客観的に把握しやすくなった

など、現場ならではの視点がないと共有できないものばかりです。

カスタマイズする余地が大きいからこそ、マニュアルやヘルプページには書けない「他社のリアル」が知れる機会はぜひアンバサダーに止まらず他ユーザーにも展開していきたいと感じました。

運営して気づいた課題

一方で、運用してみて気づいた課題もあります。特に一番大きいのが継続してモチベーション高くメンバーに参加してもらうためのコンテンツづくりが何よりも難しいと感じています。
現時点ではまだできていませんが、今後は以下のことをチャレンジしていき、少しでもいいコンテンツが提供できればなと思っています。

報酬をきちんと定義する
ここでいう報酬というのは、決して金銭的なものではありません。参加すること自体で得られる価値全体を指します。例えば、日頃の業務ではできないプレゼンの経験が積めスキルアップになること、他社から得た知見によってカミナシの活用が進み会社の業務負荷が減ることなど、参加者それぞれに報酬があると思います。

貴重な業務時間を割いて参加していただくユーザーにどう応えるか、何を成果として得てもらいたいかをきちんと設計することが、継続してモチベーション高く参加してもらえるコミュニティのベースとして最も重要なのではないかと気づきました。ついついなんとなく参加してもらっている、なんとなく運営してしまっている状態になりがちな部分を防止するのは、コミュニティマネージャーの最も大事な責務ではないかと思っています。

報酬に基づきコンテンツを決める
やはり「次にどんな企画をやるか」がコミュニティを続ける中で大きな課題になるのではないでしょうか?カミナシでも事務局メンバーで毎回頭を抱えながら企画をしています。参加者に喜んでもらうために何をすべきか?初めのうちはアイディアが出ても、これを継続していくのは大変難しいことです。

ただ、コンテンツのアイディアは前述した報酬を定義することで出しやすくなると思っています。得てもらいたい報酬が決まっているとコンテンツも自然と決まるのではないかと思いました。

例えば機能面の理解を促すことが得てもらいたい報酬なら、他社と使い方の比較をしたり、ユーザー同士のヒアリングを実施する。ファシリテーション力や企画力を得てもらいたいなら、ユーザー間でイベントを企画してもらうのも面白いそうだなと思っています。

報酬をきちんと定義し、それに則したコンテンツを提供できれば、メンバーのモチベーション維持や参加者同士のコミュニケーション機会が増えて良いコミュニティになるのではないかと考えています。

カミナシのマスコットキャラクターごーとんも
アンバサダー仕様になりました

これからのカミナシアンバサダーについて

カミナシアンバサダーは発足したものの、まだまだ0→1の段階で限定的なコミュニティとなっています。将来的にはもっとユーザーを巻き込み、人数を増やしていきたいと思っていますし、カミナシを通じたノンデスクワーカーコミュニティにもしていけたらなと思っています。まずはアンバサダーの皆様とこれからも一緒に楽しいコミュニティが作れれば嬉しいです。

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