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質問46.理想に近づくための小さな行動はどのようなものがありますか?

質問45で、パートナーシップで理想と現実に差が出るのは「認知」「価値観」「行動」の3つの壁があるからだと考えました。
今日はこの3つの壁をどのように乗り越えるのか、考えてみたいと思います。

私が初めての育児休暇中、子どもにどう接すればいいか分からなくて夫に相談したことがありました。
「子どもが夜うまく粉ミルクを飲んでくれない。」と不安がる私に夫は一生懸命インターネットで情報を調べて、あれこれ教えてくれました。
「〇〇すればいいんじゃない?」「ネットにはこう書いてあるよ」
でもいずれの答えも私にとっては満足のいく答えではありませんでした。
私がその時言ってほしかったセリフはたったひとつ。
「子どもが粉ミルクを飲んでくれなくて不安なんだね。」

という共感の言葉でした。
「それって何の解決にもならないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、たった一言自分の心によりそう言葉をかけられるだけで気持ちが落ち着くこともあるのです。

「相手は自分と同じように感じ、考え、行動するはずだ」
うまくいかない人間関係の全てはこの「思い込み」から始まっていると言っても過言ではありません。
ある出来事をどのように受け止めるかは人によって千差万別のはずですが、相手も自分と同じように感じ、受け止めると思い込んでしまうのです。
「普通そう思う」「~するのが当たり前」という言葉が頭の中をよぎると要注意です。

入ってきた情報をどのような視点から見るかはその人の価値観によって変わります。
全ての人がステレオタイプに当てはまるわけではありませんが、女性は一般的に人間関係重視型、男性は結果重視型の傾向が強いと言われています。
女性は親しさや思いやりなどの人間関係を通して物事を判断するのに対して、男性はどれくらいの成果が出たか、といった結果を重視すると傾向があります。

こうした価値観のフィルターを通した結果、「自分がしてほしい通りに」行動を起こすとそれが相手にとっては望まない結果になる可能性があります。

例えば女性がグチをいう時は「ただ話を聞いてもらいたいだけ=相手との親密さを確認したい」のに対して、

結果を重視する男性は親切にも「解決策を提示しなければ自分は無能だと思われてしまう」という思い込みに囚われてしまうのです。

以上のことから人間関係で理想に近づくにはまずは「相手と自分は違う人間である」と自覚することが第1歩ではないでしょうか。
相手に魅力を感じたのは「自分との違い」に他ならないはずです。自分と違うことを感じ、考え、行動する人だからこそ「どんな人だろう?」という好奇心が湧き、相手に興味を持ったのだと思います。

その「違い」を殺し、自分に合わせることを強要することは相手の魅力を消してしまうことにもなりかねないのです。
相手が自分にとって不可解な行動をした際にはその「不可解さ」を楽しめる心の余裕を持ちたいですね。

それでもどうしても相手に理解してほしい場合は、そうした違いを認めた上で「今の自分はこういう状態だから、こうしてほしい」と相手に分かるように説明してみることが重要だと思います。

こうした努力を続けて、相手との違いを尊重し合えるパートナーシップをつくれたら最高ですね。

#毎日note #おうち時間を工夫で楽しく #ワーママ #コロナ離婚

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