実はもっとも恐ろしい「集団が持つ力」とは

下の図を見て、Aと同じ長さの線はB-1,2,3のどれだと思いますか?
もちろん答えは、2です。
しかし、ある条件が整ってしまうと人は正しい答えが言えなくなってしまいます。

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1、集団が持つ恐ろしい力について

上の実験は、1950年に社会心理学者によって行われた実験です。

9人の被験者を集めて、先ほどの問いをしました。被験者が順番に答えを言っていきます。

しかし、最初に答える8人はサクラで、事前に決められた間違った答えを言います。
本物の被験者は9人目の人です。

結果は、80%に近い確率で、先に回答した8人と同じ答えを選びました。

つまり、人は周りから目立たないようにするために、自分の意見を捨ててしまうということがわかります。

これが集団が持つ恐ろしい力であり、「集団思考」と呼ばれています。

2、集団思考はどのようなときに起こるのか?

集団思考の要因は下記の内容などが考えられています。
・圧倒的な支配力をもったリーダーがいる。
・外部からのプレッシャーがある。
・異なる考え方を妨害、弾圧しようとする。

これらの要因により、集団思考が起き、集団の考える力、問題解決力などが大きく低下してしまいます。

3、集団思考を防ぐには?

僕が事業をやっていたときは、集団思考にならないように批判的な意見を発言する機会を作っていました。

例として、話し合いの場で必ず批判的な立場で発言する役割の人を作るなど

そうすることで、全員が一度考え直すきっかけになりました。

集団思考は、上司と部下の関係や仕事の取引先との関係で起こっていることがあると思うので、興味がある人は調べて見てください!

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