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日本屈指の美術館がある「佐倉」を巡る一日

インスタグラムで「美術館を中心とした街巡り」を発信している
ひとりで巡る美術館のムトウです。

今回は「佐倉を巡る一日」を紹介。
千葉県佐倉市は、日本屈指の美術館や全国に6ヶ所しかない国立博物館、武家屋敷の名残が見られる街。
今回巡った場所はGoogleマップで最後に記載してます!

一日のスケジュール

9:05 JR佐倉駅に到着
9:20~9:40 無料シャトルバスでDIC川村記念美術館に移動
9:45~11:45 DIC川村記念美術館
11:50~12:10 無料シャトルバスでJR佐倉駅まで移動
12:15~12:40 ブーランジュリーセット(お昼)
12:45~12:50 JR佐倉駅前観光情報センターでレンタサイクルの利用
13:00~14:55 国立歴史民俗博物館
15:00~15:15 Cafe Sucre(カフェ)
15:30~15:45 堀田邸(さくら庭園)
~16:00 JR佐倉駅前観光情報センターでレンタサイクルの返却

移動手段

無料シャトルバス(DIC川村記念美術館専用)・レンタサイクル・徒歩

1. DIC川村記念美術館(9:45~11:45)

評価(0~5)


展示内容:★★★★★
空間:★★★★★
庭園:★★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★


DIC川村記念美術館とは

20世紀美術に主眼を置いた多彩なコレクション、
作品にふさわしい空間づくりを目指した建築、
四季折々の変化が楽しめる豊かな自然環境。
これら「作品」「建築」「自然」の三要素が調和した美術館として、
1990年5月、千葉県佐倉市の総合研究所敷地内にオープン。

公式HPより

基本情報

□場所:千葉県佐倉市坂戸 631
□アクセス:JR佐倉駅から無料シャトルバスで約20分
□開館時間: 9:30~17:00 
□休館日:月曜日
□入館料: 一般 1,500円 / 大学生・65歳以上 1,300円 / 小・中・高校生 600円
□撮影に関して:館内の写真撮影は全てNG
□巡るのにかかった時間:約120分(展示が100分で、庭園が20分)
□駐車場:あり

僕が大好きなクロード・モネの連作「睡蓮」が所蔵された美術館。
常設展示室には、数々の名画が揃ったコレクションが観られる。

アメリカの抽象画の巨匠マーク・ロスコの世界にたった4カ所しかないロスコ・ルームもある。
重たさを感じる独特な空間に抽象画の作品が5つ展示されている。
この重たさこそのある空間にいるとどこか意識が遠のくような感覚になる。

常設展示室の中央らへんには、和菓子とお茶が楽しめる茶室がある。

【棒ほうじ茶と和菓子「包光(デュカス)」900円】

今回の企画展である「マン・レイのオブジェ」展とコラボしたメニューが楽しめる。
飲みやすいほうじ茶と装飾された和菓子が食べられる。

次に企画展の「マン・レイのオブジェ」展を観ていく。

マン・レイとは

20世紀にアメリカとパリで活躍した芸術家。
絵画をはじめ写真、オブジェ、映画など多岐にわたる作品を手掛けた。

マン・レイの作品は初めて観たのだが、いろんなジャンルの作品が観られる。
写真やオブジェ、サイレント映画、当時の資料、ポスターなどが展示されている。

一番印象に残っているのは展示はサイレント映画。
もし映画監督になっていたら、チャップリンやウォルト・ディズニーに並ぶ存在になっていたのかもしれないと思った。

美術館の庭園

木々とヘンリー・ムーアの「ブロンズの形態」の写真

自然が広がる庭園も楽しめる。
庭園内には野外彫刻作品や四季を感じられる自然が広がる。

「モネの睡蓮」をイメージした池
庭園内にある巨大な池の写真

帰りには、無料シャトルバスでJR佐倉駅まで戻るのだが、
バスにモネの「睡蓮」がラッピングされていた。

DIC川村記念美術館のモネの「睡蓮」は特に美しいので、
モネの作品が好きな方には、ぜひ観て欲しい。

クロード・モネの連作「睡蓮」のラッピング

2.ブーランジュリーセット(12:15~12:40)

評価(0~5)


パンの味:★★★★★
居心地の良さ:★★★
接客:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★★


ブーランジュリー セットとは

2019年3月にオープンした、ハード系のパンが絶品のベーカリー。

基本情報

□場所:千葉県佐倉市表町1丁目1−3 皆信ビル 1階1号
□アクセス:佐倉駅から徒歩で約2分
□営業時間:9:00~17:30 
□定休日:日・月曜日+不定期
□イートイン席:5席
□駐車場:あり(2台)

↓ベーカリーのインスタグラム
https://www.instagram.com/boulangerie_sept/

購入したパン

【クロワッサン:230円(税抜)】

バターの香りがそれほど強くないクロワッサン。
多重の層で作られたサクサク感のある食感が癖になる。

【フリュイ:319円(税抜)】

外はカリッと、中はもっちりとしたあんずとレーズン、くるみが入った、ハード系のパン生地。
中の具材とパン生地の食感が絶妙に合う。
このベーカリーで一番美味しかった絶品のパン。

【低温熟成バゲット:325円(税抜)】

低温熟成がされた噛めば噛むほど、旨味が出るパン。
外はカリッと、中はもっちりとしたパン生地。
このバゲットも今年トップクラスに絶品。

【あんバターサンド:245円(税抜)】

外はカリッと、中はしっとりしたハード系のパン生地。
粒あんにバターが混ざる絶品のパン。

最近の僕のブームはあんバターサンドなのだが、ここのアンバターはトップクラスに美味しかった。

今回食べたパン

どのパンも美味しく、特にハード系のパンは全て絶品だった。
佐倉駅に寄ったら、必須でオススメのベーカリー。

この後にJR佐倉駅前観光情報センターのレンタサイクルを利用し、国立歴史民俗博物館へ向かう。

↓JR佐倉駅前観光情報センターのレンタサイクル情報

3.国立歴史民俗博物館(13:00~14:55)

評価(0~5)


展示内容:★★★★★
空間:★★★★
建築物:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★


国立歴史民俗博物館とは

1983年3月に開館した日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館。
先史・古代から現代に至るまでの歴史と列島の民俗文化をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されている。

公式HPより

基本情報

□場所:千葉県佐倉市城内町117
□アクセス:ブーランジュリーセットから徒歩とレンタサイクル(電動自転車)で約10分
□開館時間: 9:30~16:30 
□休館日:月曜日
□入館料: 一般 600円 / 大学生 250円 / 高校生以下 無料
□撮影に関して:一部以外は撮影OK
□巡るのにかかった時間:約120分ぐらい(3時間以上あるとゆっくりとミラえれる)
□駐車場:あり

日本の歴史が知れる展示内容。

遮光器土偶の展示の写真
異形土偶の写真

土偶(どぐう)の装飾的な美しさと精巧さに興味を持った。

戦国時代の街並みのジオラマ
戦国時代の街並みのジオラマ2

ジオラマを通じて、当時の街並みや生活の様子をわかりやすく知れる。

江戸時代の江戸を再現したジオラマ
昭和時代の街並みを再現した空間

映画の世界でしか見たことがない、昭和の街並みを楽しむことができる。
まるで「浅草キット」のような世界観。

北野武がビートたけしになるまでを描いたNetflixの映画。とても面白いのでオススメ↓

今回はざっくりと博物館の内容を紹介したが、じっくり見るのであれば、3時間以上は必要な展示量がある。
日本の歴史や文化について、わかりやすく知れる博物館。

4.Cafe Sucre(15:00~15:15)

評価(0~5)


ワッフルの味:★★★
空間:★★★
居心地の良さ:★★★★
接客:★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★


Cafe Sucreとは

北欧をモチーフにした焼きたてワッフルのカフェ。

基本情報

□場所:千葉県佐倉市城内町91−11
□アクセス:国立歴史民俗博物館からレンタサイクルで約5分
□営業時間:11:00~17:00
□定休日:月曜日
□駐車場:あり

カフェインスタグラム↓
https://www.instagram.com/_cafe_sucre/

注文したメニュー

【キャラメルワッフル:850円】

二つの焼き立てワッフルにバニラアイスと生クリームがのり、その上にキャラメルソースをかけたスイーツ。
焼きたてワッフルのバターの香りアイスの甘さと冷たさがとても良い。

カフェの食器やコップは北欧のブランドである「イッタラ」が使われている。

イッタラのコップ

カフェの空間はシンプルなデザインの家具と装飾で北欧っぽさを感じる居心地の良い空間。
椅子の座り心地も良いので、一休みするのにはもってこいの場所。

5.旧堀田邸(15:30~15:45)

評価(0~5)


建築物:★★★
庭園:★★★★
空間:★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★


旧堀田邸とは

明治期に建てられた建築物と日本庭園が広がる

基本情報

□場所:千葉県佐倉市鏑木町274
□アクセス:Cafe Sucreからシェアサイクルで約15分
□撮影に関して:一部以外は写真撮影OK
□開館時間:9:30~16:30
□休館日:月曜日
□入館料:350円
□駐車場:あり

館内の写真

日本的な美意識が詰まったシンプルな空間が広がる。

日本庭園

外には、広々とした日本庭園が広がる。
日本的な美学が詰まった空間で非日常を味わいたい人にオススメの場所。

一点注意なのが、Googleマップで検索していくと入口がわかりにくい。

巡ったルート(Googleマップ)

最後に


今回は「千葉県佐倉市」を初めて巡ったが、20世紀の名画が揃った美術館に国立博物館、武家屋敷など文化的・歴史的に魅力が多い街。
ぜひ興味があれば巡ってみてね!

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ひとりで巡る美術館のムトウです。 インスタグラムで美術館を中心とした街巡りを発信しております。 □配信内容 ・美術館を中心とした一日の巡…

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