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【寄稿】鳥取市人権情報センター「架橋」に「障害と逸失利益~いのちの価値に差のない社会へ」

鳥取県鳥取市の公益財団法人、鳥取市人権情報センターの冊子「架橋」に、私の寄稿が掲載されました。タイトルは「障害と逸失利益~いのちの価値に差のない社会へ~」。

冊子「架橋」2024年2月号

「架橋」は、市民への人権の問題全般の普及・啓発活動事業として年2回発行される50ページ程度の冊子。寄稿する人は、LGBT問題の裁判で弁護経験のある弁護士や、部落やアイヌや在日コリアンへの差別をなくす運動家や性教育の実践者などで、深い知見に支えられた読み応えある記事を書かれます。

そのなかで、私は「障害者の逸失利益」について約6800字を書き上げました。編集者は、大阪の聴覚障害児の交通事故の逸失利益をめぐる裁判を追ったnote記事を見て、連絡を下さいました。この裁判は、聴覚障害児の逸失利益を「全労働者の85%」とした地裁判決が昨年2月に出ましたが、高裁で控訴審が継続中です。

(2月23日追記)障害者の逸失利益をめぐる裁判関連note記事
【8月29日尋問】なぜ安優香さん裁判では11万人の署名運動が行われたのか。裁判報道のあり方を考える
【11月28日結審】聴覚障害児の逸失利益裁判・証人尋問傍聴記
聴覚障害児の逸失利益裁判が結審、2月27日判決
【2月27日判決】安優香さん裁判への署名運動、最後の提出。11万人の社会的関心を示す「証拠」に
「裁判所は差別を認めた」聴覚障害児の逸失利益は85%
【3月8日国際女性デー】難聴の女の子の将来の収入は健常者男性と差があるの?大阪地裁判決をめぐって
「聴覚障害児の逸失利益85%」に遺族控訴。衆院法制局では立法的解決に向け検討も

「架橋」は1冊300円で販売されています。購入希望の方は、鳥取市人権情報センターまでご連絡ください。

「架橋」50号(2024年2月)
特集 すべての人がその存在を認められる社会に
◆講演録 すべての人がその存在を認められる社会に
100人いれば100通りの性
日本基督教団川和教会牧師  平良 愛香
「差別されない権利」のインパクト
墨東法律事務所弁護士  山本 志都
◆自分自身の社会化と社会的承認
~同性愛者として、同性カップルの弁護士夫夫として、同性婚を考える~
なんもり法律事務所弁護士  南 和行
◆障害と逸失利益~いのちの価値に差のない社会へ~
ジャーナリスト  長谷川祐子
自分や大切な人たちを守るために ~元日の津波避難から感じたこと~
(公財)鳥取市人権情報センター  田川 朋博
これまでの「架橋」を振り返って~発行50号を迎えて~
(公財)鳥取市人権情報センター

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