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第10回ユウハル賞発表!!

私の個人的に少しでも多くの人に知っていただきたいと勝手に決めて発表しているユウハル賞。
とうとう10回目になりました!!

さて今回の受賞作は、

岡崎琢磨さん『鏡の国』

です!!

とにかく読後感が良かった!
言葉が出てこない。面白すぎてあっという間に読んでしまうくらい作品世界に引き込まれた。
どっぷり浸かりすぎたのか逆に推理も予想もできずどんどん先を知りたい気持ちでいっぱい。さらに一冊で二冊読んだかのような重厚さ。すごいミステリーです!

個人的になのですが、やはり学生時代を過ごした福岡が舞台ということ。そして作中に我が地元の有名観光地が出てくるところ。これが嬉しかった。

発売後、福岡のラジオ番組で作者の岡崎琢磨さんが出演して『鏡の国』を紹介した日は立て続けに『鏡の国』が売れました。お客様に聞いたら「ラジオで聴いて、すぐ読みたくなった」との言葉。正直2000円越えの文芸単行本ってなかなか購入していただけないのですが、そのハードルを超えてまで読みたいと思わせた作品紹介。どんな内容を話されたのかとても気になります。

内容紹介
「大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪に、突然こう告げる。「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」―。削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そもそも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか…その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび上がる。」

読んでいて先を結末を予想できた人はいないんじゃないだろうか。ルッキズムなど現代の問題もしっかり盛り込まれており、どんどんと引き込まれていく。
まだ読んでない方、ぜひともこの作品を楽しんで読んでもらいたい。

勤務店で展開中!地元が舞台の作品。

『コンビニ兄弟』には下関の大学に通うバイトくんの話もあります!下関も出てくるよー!

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