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モノの価値を価格に

美しい商品を生み出すには多くの時間を有しますが、想定よりも時間が掛かってしまったからといって、その分を商品代金に乗せることはナンセンスだと考えています。
商品を企画するに当たっては、価格と商品が釣り合わないことはNGとしています。
また、商品原価が一定水準より上がってしまうこともNGとしているため、良い商品が企画で上がっても、リリースしない事も多々あります。
時間が掛かってしまったのであれば、それは技術不足であったり、知識・経験不足と考えます。
それを購入していただくお客様に負担していただくという考えはまったくもって論外。
良いデザインであったとしても、その技術力や知識と経験を身に着け、企業努力の元、正当な対価をいただくことができるところまでにレベルアップするまでは、リリースしません。

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原価率を守ることは必須であると考えていますが、消費者からすると多少原価割れの商品があってもいいんじゃないかという意見もあるでしょう。
しかし、その様なことをしてしまうと、どこかでそのしわ寄せが回ってきてしまい、他の商品やサービスに、また、職人の育成にも影響が出てしまいます。
結果、お客様への満足が得られなくなる様であれば、リリースしないという方向に切り替えてしまった方がよいのです。

yuhakuの商品は、非常に明瞭な原価計算の元、販売価格が設定されています。
そのため、売上からの利益計算もシンプルであり、経営しやすいようにもなっています。
売上額だけを稼ぐために原価率の高いコスパの良い商品を作り、売上は取れたが、蓋を開けてみれば利益が薄いという経営はNGなのです。
特にyuhakuの商品は大量生産ができないので、絶対に崩してはいけない項目なのです。
社員の生活を守り、安心して生活できる環境を作るためには欠かせないことなのです。
また、その姿勢がブランド価値を築き上げてもいきます。

修正版-02

また、厳しいことですが取引先も同様と考えています。
それは「安くしろ」というような要求ではなく、努力なしに要求が来た場合のことです。
yuhakuとして、企業努力を常に行っている以上、取引先にも同様に成長を求めます。
結果、お互いが成長し、未来に繋がるのです。
現状のスキルでは満足することなく、常に進歩、改善を考え挑戦する。
その姿勢を守ることが、お客様のためでもあり、結果、自分たちのためでもあります。
関わる全ての人たちが納得し満足するものづくりには欠かせないのが正しい経営であると考えています。

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価格とは:物の値打ちに相応するまともな値段をつけるという意味である!!

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