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英語を楽しく、英語をアートに。第5文型を演じてみる!

算数をダンスにすると言うのは結構前から欧米で流行っています。特に有名なのがロン・クラークアカデミー。ロンクラークというアメリカ屈指の教育者の学校です。2004年出版のこの本買ってシンプルだけどわかりやすい経営方針と方法に感銘を受けたものです。日本でもポエトリーやダンス、ドラマを何とか授業に入れられないか日々考えつつ、ロンクラークの爪の垢程度しか実現できていません。

To see is to believe.  

百聞は一見にしかず。2011年のビデオがこちら。もうね、この学校クレイジーなんです。算数の授業がこれです。

さらに進化して2017にはこうなっていた!こないだのブログでCuisinary Rodsを使った、「先生は一言も喋らずに生徒に英語で語らせる」にも共通する不思議な空間です。繰り返しますが、これ算数です。

認知特性はいろいろ、授業もいろいろでいいんじゃない?

人の認知の特性には少なく見積もっても4つあります。言語・視覚・聴覚・そしてキネスティック(体の感覚)です。学校の先生は圧倒的に言語の特性の強い人が集まっていて、学校の授業もも基本的に言語や文字の得意な人に合うようにデザインされています。

当然向いていない人も多いわけで、同じ概念でも他の方法なら理解したり定着しやすかったりします。絵で表現したり、音声で表現したり、体を使ったりと文字を使う以外にたくさんあります。

ガチの文法授業で身体表現

文法の授業で今年はチャンツと言って、リズムに合わせて唱えることをよくやっているのですが、昨日は思いついて少し趣旨を変えてみました。

1)立ってリズムに合わせてチャンツ
2)ペアで2行ずつ振り付けをする
3)円になって振り付けを真似して言ってみる

内容はいわゆる第5文型。一連の流れになっていて、内容はA lovers' quarrelと言ったところでしょうか。

I saw him cross the street.
I saw him crossing the street.
I heard him shout my name.
I heard my name shouted.
He told me to stop.
He wanted me to listen.
I told him (that) I didn’t want to talk.
I almost made him cry.
He wanted me to take the time.
I allowed him to take my time.
I let him take my hand.
I saw him smile again.

ASL(アメリカ手話)などを取り入れるのもアリです。繰り返し問題を解くよりも楽しい!

さいごに

特性、バランスよく取り入れているでしょうか。ちなみに、こうした授業はICT、特にiPadととても親和性が高いです。ノート一つでは難しくても、身体表現を動画にして残したり、BGMを作ったりして学ぶこともできます。クラウドで共有して付属の小学生なんかとやってみても楽しいかもしれません。

日々、チャレンジ。日々、楽しい❤️


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