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「F1×英語学習」がぴたりとはまって、テンションが上がった自粛期間

外出自粛期間だったのに、noteの投稿がまっっったくありませんでした。
図らずして、「時間がないから文章書けない、投稿できない」という主張を(またもや)反証してしまいました(笑)
元からわかっていたことですよね。それでもずっと時間がないと言い続けるんだと思います。
いや、でも、確かに時間はなかった。はず。たぶん。

コロナ自粛で産み落とされた「極上F1マニアコンテンツ」

だいぶ落ち着いてきたようにも思いますが、コロナ自粛の中で、F1マニア向けのYoutube動画がF1チームから公開されました

メルセデスF1チーム(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)の「SIMPLE SCIENCE」シリーズです。
「シーズン開幕延期&活動自粛を余儀なくされたトップF1エンジニアが、ビギナーからマニアまで幅広い質問に答える」という動画なんですが、F1マニアを自称する僕にとってはもうめちゃくちゃ楽しい。
分野はマシンセットアップ、エアロダイナミクス、パワーユニット、タイヤ、燃料/潤滑油・・・などなど。
ぜひ、Youtubeで見てみてください。この動画の紹介がこの投稿の6割ぐらいの目的です。

なぜこの一連の動画にものすごく心が躍ったか。
英語の勉強もかねて、F1に関する英語の動画はちょくちょく見ているのですが、このメルセデスF1チームの動画によって

自分の取り組みが一定の成果を出したことを実感した

ことに気が付けたことが、心が躍った理由なのではないか、と感じました。

F1マニアとしての英語

漠然とした「海外」へのあこがれもあり、学生時代から英語の勉強が好きでした。
理系の学校に進学しながらも理系単位を落とし続け、最終卒業単位ではTOEICの単位認定に大きく助けられたりもしました。。。

社会人になってから数年、世間で「フェイクニュース」という言葉が流行ったりしていました。
「一次情報に触れるべきだ!」という主張に、筋金入りのF1マニアを目指していた自分も何故か心が動かされ
F1×英語学習で、F1のマニアックな一次情報に触れることで、マニア度(?)を向上させる」という目的が、それまで何となく続いていた英語学習に追加されました。

勉強方法も単純で
日々、飽きずに読んでいる最新F1ニュースを英語で仕入れる
というアイデアでした。まさに灯台下暗し。

F1への興味:果てしない
F1のニュース:そこまで長文じゃない
F1の基礎知識:既に持っている

F1の英語記事:とても興味があり、難易度もそこまで高くない文章で、わからない部分も関連知識でカバーしやすい

完璧にパーソナライズされた英語学習教材が、日々更新される・・・
かくして、F1式英語学習(大げさ)がスタート。

日常会話程度の英語力のベースを強化しながら、F1やモータースポーツに特化した表現なども少しずつ身についてきました。

「プロが語る」のはマニア垂涎のコンテンツ

話は戻って、今回のメルセデスF1チームの動画コンテンツ。
「トップF1エンジニアが、ビギナーからマニアまで幅広い質問に答える」という、文字にしてしまえばシンプルな中身なんですが。
ここに、F1マニア要素と英語学習要素が混ざって、大きな魅力が生まれたと思っています。

①素朴な質問に、現役エンジニアが答えてくれる
まず、この事実がとても大事なのではないかと思います。
F1の関連技術に関する動画はYoutubeにもたくさんアップロードされていますが、「現役エンジニア」が語っているものはあまり多くないと思っています。
そりゃそうですよね、彼らの仕事は「F1レースで勝利すること」ですから。

その中で、彼らの仕事の一つである「広報活動」を取り巻く環境の変化が、今回のコンテンツ誕生につながったのではないかと考えています。
・F1シーズン開幕延期
・チーム自体も活動自粛(仕事場が閉鎖された)
・自宅で過ごす人が増え、Youtubeなどネットコンテンツの需要増
・動画コンテンツへの要求クオリティが、「オンラインビデオ通話のクオリティでも許容される」時期だった(3月~6月)
などなど・・・

技術と広報を取り巻く状況がうまくマッチして、マニア(少なくとも僕)が泣いて喜ぶコンテンツになったと思います。

②現役エンジニアへの質問が幅広いため、知識を深めやすい
次に、質問の幅が「ビギナーからマニアまで」ととても広い内容になっているのもよかったです。

[質問の流れ 例]
①そもそも〇〇〇(その動画における技術的テーマ)って何?
 →全体イメージ、基礎知識の共有
②実際のF1レースや開発現場における〇〇〇ってどんな感じ?
 →現役エンジニアならではの視点を味わえる
③F1レースのTV中継では「おーっと、□□□だー」とよく聞くけど、これって〇〇〇とは関係ある?関係あるならどういう関係?
 →F1ファンからの視点をさらに深められる(マニアックになれる)

と、聞いているだけでマニアになることができる神仕様
さらに、動画は質問者と回答者がいるインタビュー式となっているので、テンポよく話が進んでいきます。

あと、個人的には「基礎知識を最初に振り返ってくれる」ところがありがたいです。しかも現役エンジニアが教えてくれる。
マニア度が高まってきて、マニアックな情報を集めていると
初心者向け!F1エンジンのひみつ!」と書かれてもあんまり響かないですからね・・・(笑)
「SINPLE SCIENCE」という初心者ノリしておきながら現役エンジニアがいきなり説明しだす、というギャップも良かったです。

③F1業界での英語表現に触れられるため、F1マニアとしても成長できる
日常会話からちょっと外に出た英単語って、専門用語というわけではないんですが意外と知らなかったりします。
例えば、「右コーナー」という言葉は、”Right Hander”と表現されることが多いです。(Right corner、よりもImage検索で「サーキット」が出てきやすい)
これって「右利き」って意味が主みたいなんですが、F1中継やドライバーのコメントだと結構出てきます。

「車体が移動する方向」という言葉も、僕なんかは
”Moving direction”かな?と思っていたんですが、”Direction of travel”と表現されていました。
おそらく、どちらでも意味がおよそ通じると思っていますが「travelには”物理的な移動”が含まれているんだ」と英単語の意味を確認しつつ、「本場の表現」というタグ付きで英単語の学習ができるのは、マニア的には効率高い学習法だと思ってます(笑)

日本語の知識と英語の表現をつなぐことで、英文や英語音声の理解力を向上させるとともに、F1マニア度もアップした気がします。

「英語でF1マニア度を向上させる」目的が達成できた!

というわけで、ダラダラ書いていたらF1開幕直前になってしまいましたが、毎回切れそうになる「英語学習のモチベーション」を「コロナ騒ぎの最高峰副産物」で維持することができました!

英語を勉強しながらF1を見ている方は、この機会にぜひ「SIMPLE SCIENCE」のシリーズを見ていただければと思います!
エンジンのシフトアップ回転数の話とか、タイヤ温度の話とか、グラフ付きで解説があるので「なるほど、そういうことだったのか」と膝を打つこと請け合いです。

さあ、いよいよ今週末開幕!
コロナで気分が沈みがちな空気を、レッドブルxホンダのタッグの躍進でぜひぶっ飛ばしてほしいです!

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