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Full Life

どうしたら1度きりの人生が充実するのか、そして充実して幸せになるのか

この書籍では、時間の使い方によってフルライフ(充実した人生)になる。その時間戦略を1日から100年先まで持つことや、戦略の重心を見つけること、well doingとwell beingのバランスが重要だと話している。

■時間戦略

では具体的に「フルライフとは」「そのための重心の持ち方、welldoing,wellbeingのバランス」を考えてく

・well doing(する)の時間 明確な目標に向かい行動、努力(doingする)時間
・well being(いる)の時間 目標は特になく過ごす(beingiいる)時間

doing(する)とは仕事や何かを成し遂げるために、努力し行動している時間の事。仕事の時間以外にも、勉強したり、本を読んだりインプットをしている時間がそう。反対にbeing(いる)とはそれ以外の時間。ただ、だらだらしている時や友達と遊んでいる時。そんな時は、努力や目標があるわけではない。そのバランスや重心を見つける必要があり、それを時間軸で説明してる。

皆人それぞれ環境や目標は違う。当たり前に上記で話したバランスや重心、時間軸などは変わっていく。書籍作者の石川さんは、若いころはwell doingの比重が増え、年を重ねていくごとにwell beingが減ると話している。

若いころは勉強し、トライandエラーを繰り返し、とにかく目標に向かい努力する。well beingのようなプライベートな時間より、自分の成長に向き合うべき。

ただ、もちろんwell doingばかりだと、無理しすぎてパンクしてしまう。適度なリラックスや友達、家庭も大切にする。意外にもwell beingのような時間が、仕事や目標に向かう上で大きなヒントや手助けがもらえることもある。例えば、飲み会など。本当なら行きたくないし「そんな時間があるなら勉強したい…」と思うかもしれんないが、新しい人に出会ったり、そんな席だからこそ出来る会話もあるはず。


そして年を重ねればその比重も変わり、昔より体力も衰えバリバリ働いていたwell doingの時間が減り、well beingが増えていく。そんな人生100年時代と考えた時に、時間戦略では3つのフェーズがある。

1.ハードワーク期

2.ブランディング期

3.アチーブメント期

ハードワーク期にはロングワークではなく、質の高い仕事を積み上げていくこと。次に来るブランディング期には、周りからの信頼を集め、仕事の幅を広げ、自分を表現する。最後に来るアチーブメント期には、自分がやってきたことを社会に還元する。

この3つのフェーズでは「誰の信頼を得て仕事をするか」により、重心の置き方が変わる。つまり、仕事の重心は「信頼」がポイントで。


人生100年時代においての時間戦略において大切な事は、well doingとwell beingのバランスを理解すること。そして「信頼」をどのように得るかが大切になってくる。

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サッカー選手において平均引退年齢が26歳あたり。今の僕の年齢がそう。30歳超えてプロとしてプレーする選手なんて一握りで、どんなに長くプレーしても40歳あたりまでだろう。

ではサッカーにおいてのwell doingは何か?well beingは何かを考え、年齢に合わせたバランスのより良い比重を見つける。そして「信頼」をどのように得るか。それは、サッカーのプレーだけしていればよいものではない。

サッカーというエンターテイメントには心を動かすなにかや、選手一人一人や、チームの歴史、色んな要素で楽しむことができる。フルライフになるには「信頼」が必要不可欠。息を長くプレーしたり、たくさんの人から良い評価をされたり、結果を出す選手は、結果が出てるから充実してるわけではなく、フルライフ的な人生を無意識に行っていたからこそ。そんな選手が1流になれるように感じた

僕はもう決して若い選手ではない

この本を読んで改めて自分とサッカー、そして引退後を含めて100歳までの人生を見つめなおす。そんなきっかけをもらえた

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【川畑悠吾】
1994年生まれ(26歳)/東京都出身/海外プロサッカー選手/メンタルアドバイザー資格保持/全米ヨガアライアンス(RYT200)保持/サッカーをメンタルやヨガ哲学から考える『哲学とサッカー』無料マガジン公開中

【Notoを書く理由】
僕自身が学んだ事や経験をより自分のものにするためのツールとしてnoteを使って発信。僕を含めたすべての人が元気になったり、幸せになれば嬉しいです。



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