アスリートのジレンマ

初めまして
株式会社SUCCESO 奥野です。
数ある記事の中からお読みいただき有難うございます。

アスリートのジレンマについてお話しできたらと思います。

プロの世界に入った直後から引退後の生活を気にして競技を続ける選手はごく僅かだと思います。

しかし、何かしらのきっかけがあって初めて考え出すと思います。
 怪我をした時
 試合に出場できなくなってきた時
 思い描くプレーが出来なくなった時
 年齢を重ねた時

何かしらきっかけがあります。

僕は、できるだけ早くから社会で戦う準備をする必要があると考えています。
その専門職として働いているからということもありますが、キャリアの考え方として、そちらの方が競技に全力を尽くせるのではないかと考えています。

皆さんは、プロサッカー選手やプロ野球選手、プロバスケットボール選手になるために何年の歳月をその競技に費やすと思いますか?
そして、どれだけ多くのものを犠牲にして、その競技にのめり込むと思いますか?

 ・中学からサッカーを始めて高卒でプロになった
 ・3歳から兄弟の影響でキャッチボールをしていた
 ・小学生からバスケットボールを始めた

いろんなケースがあります。
しかし多くの場合、十年以上その競技に時間を費やしてプロ選手になっていきます。

しかしどうでしょう。
アスリートから社会人に転向する際、どのくらいの時間を費やしていますか?
おそらく95%くらいの選手がゼロ日で社会人を迎えます。

プロサラリーマンなんて聞いたことないし、そもそも

 会社で働きながらお金もらって勉強したらいいや
 プロ生活含め二十年以上その競技やってるしスクール立ち上げてもすぐに集客できるでしょ
 解説やイベントなど色々マネジメント会社が仕事とってくれるっしょ

正直甘いです。
会社は勉強する場ではありません。学生時代はお金を払いながら学ぶはずなのになぜ社会人になったらお金をもらって勉強ができるのですか?そんなに社会は甘くないです。

スクールにしてもそうです。その地域にはその選手が子供の頃から存在するチームや集客を工夫してうまく回っているチームなどいます。
そんなにすぐに自分のチームに乗り換えてくれるほど甘くないです。

解説やイベントも人気商売です。移り変わりの激しい業界です。その道で一生食べていけるほど甘い道のりではないです。

ダラダラと長くなりましたが、どんなジレンマがあるか。

競技に集中して、最高のパフォーマンスを出すために全てを捧げているからこそ、そのほかに目を向けることができない。
引退後の準備をしながら競技のことに集中することは難しい

というジレンマがあります。

そのスポーツでTOP OF TOPの選手が引退後何しているかわからない状況って往々にしてあると思います。
そのような選手こそ引退後のキャリアをもっと成功させる使命があると考えています。

なぜか。

引退しても活躍できるかっこいい大人がいる競技と引退後の生活が不安な競技どちらを選択しますか?

僕はアスリートを最大限尊敬した上で、やっぱり競技をやめた後も憧れの存在でい続けてほしいです。

町で会った時に選手時代はかっこよかったけど引退したら顔が曇って楽しくなさそうだと嫌じゃないですか?

憧れは憧れのままいてほしいと思うのは、こちら側のエゴですが、でもやっぱりかっこいい存在でい続けてほしいです。

人生百年時代と言われています。
プロでやれる時間も限られています。プロ生活が終わった後の方が長いです。
その時間を最大限に活かしながら引退後の準備をすることでより良いキャリアを築くことができるのではないか。

そのために僕も日々、試行錯誤します。

一緒にキャリアを輝かせましょう!

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