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専業VTuber(と書いてアビスと読む)の大穴に潜ってしまった花魁の記録

おいでなんし〜

行きつけの美容サロンで #メイドインアビス を勧められてまんまとドハマりしました!
つくし先生本当に好きすぎる。
まじでやばい。
今日はメイドインアビスを通過した人にしか伝わらない話をしていくので気になる方は漫画やアニメをチェックしてね!
※グロ表現あり

最近山田玲司さんも考察放送をされていました。
めっちゃ面白かった。
漫画家にしてもタレントにしてもそれを仕事にしたり何か賞を受賞している人は「天上人」のようなイメージを抱きますよね。
でもアビスを見ていると
違うかもしれない!これは天へ向かう物語じゃなくて穴の奥に潜り込んでいく物語なのかも・・・と思わされることが多々あります。
わっち自身バーチャルYouTuberとして生計が成り立つまでは、それを生業にしている人や数十万登録の人を見ては天上人のような印象を抱いたり、専業になるという夢さえ叶えば好きな仕事だけできて人生はガラッと悩みのない豊かなものに変わると思っていました。
専業になって2,3年経ち色々な変化がありました。
専業だろうと登録者が何万人だろうと100万再生を超える動画が何本あろうと出版しようと
Spotifyポッドキャストデイリーチャートで1位を獲得しようと
なったあとはそれが日常なので、
これらを達成する前と同じようにただ目の前に日常が粛々とある感じです。
もちろんこれらを得たことで実績解除されるものもあるにはあるのですが
新しい包丁を買ったから肉が切りやすくなったぐらいの日常になります。
新しい包丁を持っていたとしても、自分で肉を切らなければ目の前の肉はカットされないし調理しなければ食べることも出来ないしメンテナンスしなければ使えなくなるので
数字や機材を持っているだけでは本当に何も変わらないんです。
小学校から中学校に上がるときに「人生変わっちゃうかもね!」と思うけど、実際進級したら淡々と日常として進行していくあれと似ています。
童貞、処女の初体験もそう。
でもこんな話を聞いたところで憧れは止められないんすよ。
まじでそう。

そして穴の奥に進めば進むほど元には戻れなくなっている実感もあります。
目の前にあるのは日常という言い方をしましたが、やっぱり圧倒的に楽しいんです。
そこで出会う人、体験できること、全てが楽しいんです。
でも、楽しくても疲れることはあるし常に食うか食われるかのリスクも背負いながら試行錯誤しないと生きてはいけなくてそれが自分にとっての「日常」になっていくんです。
そしてこれが自分にとっての「できること」だからこれを仕事にしているんですよね。
注文を取ったり時間を守ったり決められた手順で作業することが本当にできなくて迷惑しかかけないので、多くの人が生きている社会から追い出された結果大穴に潜り込むことになったのです。

戻れないっていう話で言うと
最近は物理世界の人と関わるのが少し困難になっていて
職業を聞かれた時に嘘をつかないといけないのがしんどくなってしまいました。
これは風俗をやっている時も多少あったことなのですが、
それでも渋谷で住んでる限りは「そういう人もいるでしょう」ぐらいでなんとなく適応できていた。
わっちの日常会話はOBSとかVマジックミラーとかclusterなどの単語で成り立っている。
これは物理社会では通じないし、活動方針的に誰かに話す気もない。
そんなわけで最近はすっかりメタバースの世界に入り浸っています。
ここでは嘘をつかなくていいし、話したくない事は話さなくても尊重してもらえる。
何より目の前に色んなワールドやゲームが広がっているので仕事の話をすることがあまりない。
大人にもおもちゃってもっと必要なんじゃないかなって思う。
(わっちが言うと振動しそうな感じになってしまう)

そういう意味ではもうラストダイブ済みなのかもなぁと感じます。

物理社会に戻れなくて辛いかというと、そんなに辛くもなくて
大変なこともあるけどやっぱり楽しいし自分で潜ってきたから納得していて、わっちは今の日常が気に入っています。

VTuberなんですぐ病んだり引退してしまうの・・・って思っていた時期もあったけれど、それも含めて生きる醍醐味なのかもしれない。
落ち込まないことや長生きすることだけが正義なわけではないと思えるようになってきました。
わっちだって事務所がなくなったりMCNが解散になったり広告が剥がれたり色んな事が巻き起こりながらも偶然生きているだけなので、そこに良いも悪いもくそもなくて、みんな居場所を失ったり憧れを止められなかった結果大穴に踏み込んで生活したり傷ついたり終了したりしているだけなのよね。
ただ自己責任論に押し込めたいわけではなくて、人生は様々な人や現象と網のように繋がっているので自分が求めたわけじゃなくても大穴に足が向くことはある。
そこに善も悪もなくて、ただ在るだけ。

大穴の奥には人生が一瞬で変わるような事件ではなく日常が広がっていたけどそこに至るまでの経験や旅の途中で出会った仲間たちが何よりの宝になっています。
本当に毎日たのしいし、ここまで探掘してきた自分に白笛をあげたい!
(献上するのは過去の自分かな・・・ボンさん・・・)
VTuberが素晴らしいんじゃなくて、わっちがVTuberに時間をかけたからわっちにとって価値あるものに変わっていった。
本当に大切なものは目には見えないんだ。
由宇霧のアビスはこんな感じ。
そっちはどう??
ハローアビス!


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