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Photo by
minamino_shima
プレゼントの捨て方
人からもらう好意が実は得意じゃないのかもしれないと4年前くらいから薄々感じている。
人からプレゼントをもらうのが本当に苦手で年上とかに奢ってもらうのも苦手だ。
これは自分が人に感謝を伝えるのが下手だと思っているところにあると思う。人に感謝しててもちょうどいい空気感で感謝を伝えるのが苦手すぎて好意をもらうと感謝とかお返しについてばっかり考えてしまい、もらうこと自体が億劫になることがある。
それの延長でプレゼントを捨てることも苦手だ。
例えば、消え物ならまだ捨てられる。なくなったら捨てればいいし、正直捨てるタイミングが明確だから捨てやすい。
逆に言うと中学の頃に後輩からもらった寄せ書きとかアルバムを捨てることが本当にできない。いつ捨てたら許されるのかわからないから捨てたくても捨てた結果のことばかり考えて捨てられない。
結果としてアルバムなんてもらいたくないし、捨てられないし、あれを好意で作る人の気持ちが本当にわからないし、もらって喜ぶ人の気持ちもよくわからない。
でも、そんなことを言うとすごい冷たい人の様に聞こえる。
私はむしろそこをドライに判断できないからこその発言なのだが、そんなことは他人は知る由もない。
だから今日も誰かのためにアルバム作りに参加し、アルバムをもらった時は最大級のプレゼントを貰ったが如く、全力で喜ぶ。
私以外にも同じことを思っている人が半分くらいいて、その人も同じことを思い、同じことをしている。
そうして世界は回っているのかもしれない。
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