![ばあちゃんとのメッセージ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15155081/rectangle_large_type_2_c5471014c6141f8baf7c9bccdcbf372c.jpeg?width=800)
テスト
※注意※ 今回はnoteになれるためにガイドに書いてあることを片っ端から行いながら、最近おきた話を書きます。つまり文は適当です。
8月の半ばに祖母の家に行ったとき、おばあちゃんから「いいもの上げる」と言われ、映画券をもらいました。その券は特定の映画館でどんな映画でも見れるという素敵なもので自分のように映画館に興味がない人でも価値のある映画券だとわかりました。
「ありがたいなぁ」なんて思いながらもらってみると明らかにぶ厚い、実は二枚でした。
7月に自分と男友達二人でカップルまみれの花火大会に行って疎外感だけ味わって帰ってくるという苦い思い出がよみがえり、映画券の使い道に困ってしまいました。なんとしても男と二人は嫌でした。なぜなら私の見たかった映画が
か
だったので、この映画を男と見に行ってお互い悲しい思いをすることは確実だったからです。
自分一人で二つ見に行くのか、仲のいいリア充に格安で売るのか?やりようなんていくらでもありましたが、思い浮かぶのは優しい顔をしたおばあちゃんの顔
これを使って少しでも女の子と仲良くなってほしいという思いで(本当にそう思っているのかは知らないけれど)可愛い孫に挙げた映画券を一人で二回使ったなんて聞いたらすごく悲しむでしょう。そうぞうしただけで胸が痛みます。
何としてでも一緒に行ってくれる女子を探さなければ…状況が状況なので”女の子と二人で映画館に見に行った”という既成事実さえ作れればもうなんだっていい。その思いで自分が頼めそうな女子を考えてみましたが、
なんだよこれ。そもそも誘えるような間柄にある人間が少ないという完全なる盲点。夜の12時に必死に頭巡らせて考えてもこの二人しか出てこず、代わりに涙が出るという始末。結果、私は考えることを放棄しました。
どうせ探したって無駄だ、どうせその内現れるさ。と現状から目を逸らしました。
冷静に考えて生まれて19年間来てないのだからこの先も来るはずないんですけど、嫌なことから目を逸らすことで一生懸命でした。
そういったところが夏休みの宿題を8/31までためていた小学校3年生のあの頃と何も変わってないなとも思いますけど。
それから三週間くらいたった時にふと映画券を見直してみると、「使用期限2019年9月30日」と書かれてありました。
はあぁ!?
残り三日しかないじゃん!なんで言ってくれなかったの?と思いながらメールの履歴を確認すると
ちゃんと書いてました。馬鹿か、そういや言ってたわすっかり忘れてたわ。
何はともあれこれは男女どうこう言ってる場合ではない。早急に一緒に行く人を決めなければと思い、片っ端から連絡を入れましたが、みんな予定がすでに入っており、行けないとのこと。
確かに大学生にもなって三日後に遊びの予定なんて入れられるわけがないとは思います。すべては小3から変わってない自分が悪い。
仕方が無いので、一人で映画館に行きました。えぇ行きました。
日程的に空いてなくて、バイト帰りにスーツで行きました。
ちなみに見たのはHELLO WORLDです。普通に良かった。「君の名は」も一人で見に行ったことがあるけれど、それよりは一人で見やすかったです。
映画を見終わってからもういっそ精神的に自傷していこうと思って、普段絶対頼まないスタバの新作を頼みました。スイートポテト美味しかった。
飲み終わってから、久々に都会に来たからおしゃれなお店でも回ってみたいなぁと思った矢先、母から連絡がきて、なんだろうな?と思ったら、「今日おばあちゃん家行くよ」と来ました。
「いらっしゃい。よく来たねぇ、スーツ似合ってるよ。そういえば映画券はもう使ったかい?」
「うん、今日見に行ったよ。」
「そうかい、何を見に行ったんだい?」
「HELLO WORLDを見に行ったよ」
「そうかい…誰と見に行ったんだい?」
「…一人」
「そうかい…いいかい…映画はだれかと見に行くかじゃないんだよ…何を見に行くかなんだよ…」
「ばあちゃん…」
「だからおばあちゃんはひとりで見に行ったことに関しては何にも思ってないよ…」
嘘です。実を言うとまだおばあちゃんには言えずじまいです。
ごめん…ばあちゃん…
次回は
「既成事実でいいから付き合いたい」来週も絶対みてくれよな!!
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