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良い読書へのお誘い

皆さまこんばんは、弓削彼方です。
本日は読書について少しお話しようかと思います。
これからお話する5つのポイントは、自分の気に入った本を120%活用する方法だと思ってください。


1.新しい本はすぐに二度読む

 「一度読めば十分」とか「二度も読む時間が無いよ」と言う方もいるかもしれませんが、新しく買ってきた本はぜひ二度続けて読んでください。
 人間の脳と言うものはどれほどじっくり読み込んでも、一度目で覚えられる内容は10%程度だそうです。意外と少ないですよね。
 しかし、同じ本を二度続けて読むと、30~40%ぐらい記憶に定着すると言われています。ですので、かなり後からもう一回だけ読むのであれば、続けて二度読んだ方が内容が身に付きやすいのです。
 新しい本を買ってきた場合は、一度目はどんなことが書いてあるかを見ながらざっと読み、続けて二度目に読む時に内容とそれに対する自分の考えや他の本の内容と比較して、自分の知識として咀嚼する方が効率的です。
 同じ本を続けて二度読むと言うのは少し不思議な気がするかもしれませんが、二冊か三冊同じことをやってみると、その効果を実感できると思います。


2.読む本の量を絞る

 本を読むのが好きな方は、きっと色んな知識を身に付けようと沢山の本を読むと思いますが、その数が多過ぎるのは実は良くないのです。
 種類が沢山あり過ぎると読む前に「何を読むか」を迷ってしまい、迷い疲れで読書の効率が下がります
 目安として、今まであまり本を読んで来なかった人は月に一冊のペースで12冊、ある程度読み慣れている人は二週間に一冊のペースで20冊前後、私のように本を読むのが仕事で一週間に一冊読み切れる人でも40冊程度が、本棚に入れておく本の量だと思ってください。これより多すぎると、どの本を読むか迷ってしまって読書の効果が半減します。
 ただし、漫画のような趣味や息抜きで読む本は別に数えて構いません。何かを学んだり、新しい知識を得るための本が対象です。


3.反復して読む

 最初にお話した続けて二度読むとは別に、本棚に入っている本を定期的に読むことをお勧めします。
 過去に読んだ本でも再び読むことで、前に読んだ時のことを思い出して内容が定着し、また時間が経過して自分が成長することによって新しく得られる知識があるからです。
 一度二度では無く、一生と言う長い時間をかけて何度も繰り返し読んだ本の知識は、間違いなく貴方を助けてくれる知識となります。
 たまに読み返す必要があることも、先にお話した読む本の量を絞る理由の一つになります。


4.捨てて入れ替える

 せっかく買った本を捨てると言うのは勿体ない気がするかもしれませんが、これも大事なポイントです。
 過去に手にした本と内容が重複していて、かつ新しい時代や情報に合わせて内容が修正された、上位互換の本が発行されることが多々あります。
 このような本が出ていて自分が気に入った場合は、古い方を手放して新しい本に入れ替えた方が良いのは当然です。
 これは自分の頭の中だけでは無く、これから入ってくる知識の新陳代謝でもあります。これをしっかりやらないと、時代遅れの知識が溜まっていくことになります。


5.定期的に本屋へ行く

 「わざわざ用も無いのに本屋は行かないよ!」と言う方もいるでしょうが、二月に一度は足を運ぶことをお勧めします。
 先ほども言った通り、過去の内容を訂正したり修正した本と言うものが出ていますし、自分の知らなかったこと・興味がなかったことだけど表紙を見たら気になったと言う本が次々と出ています。私の世界ですらそうなのですから、皆さまの世界ではもっとその頻度は高いでしょう。
 実際に本屋に行けば、表紙で気になる本が見つかる。そして手に取って実際に2・3ページ確認することで、本当に読んでみたいかをその場で判断出来ると言う大きなメリットがあります。
 皆さまも年に数回は本屋の近くを通るはずですから、その時に15分だけでも立ち寄ってみると、意外と読みたい本が見つかるものです。


以上が良い読者をするための5つのポイントです。
まずは買って来たばかりの本はすぐに二度読む。
そして、読む本の量を絞ることでどの本を読むか迷うことが無くなり、またある程度時間が経った後に再度読み直す時間が確保できる。
あまりにも古い情報を基にした本や、同じような内容が書かれている上位互換の本が出た時は、古い本を捨てて新しい本と入れ替える勇気も必要です。
その為には時間がある時や定期的に本屋に足を運び、新しい本を仕入れる機会を作ることが大事です。

これはおまけの話ですが、ある程度本を読むことに慣れて来ると、目次と数ページ見ただけでその本の良し悪しが分かるようになります
時には外れることがあっても、9割方は読みたかった・読んでよかったと言う本を選べるようになります。
そうなれば、より効率よく読書を楽しむことができますので、ぜひ半年だけでも読書をすると言う習慣を続けてみて欲しいなと思います。


本日のお話はここまでとなります。
それではまた、次の記事でお会い致しましょう。



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