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顔の左右差研究~2008年論文要約~

2008年日本の大阪大学が顔の左右差に関する研究論文を発表しています。私の業界歴約15年の蓄積したデータと根幹の理論がここに証明されているのが堪らなく嬉しく思い、今回書いていきます。
同業者対策として有料部分は高額にしますので恐らく読む方はいないと思いますが、気になる方は当院にご通院されてお尋ね下さい!
日本人被験者1800名(男性651名、女性1149名)の平均年齢15.3ヵ月、範囲4歳2ヵ月~59歳11ヵ月でした。
参加者の選別は先天性頭蓋顔面異常、または口唇裂や口蓋裂、眼窩や耳の重度の位置異常、下顎の機能的変化などの重度の顔面変形と歯科矯正を受けた事のある人は除外されています。
写真は当院と一緒のイヤーロッドで頭部を固定し、フランクフルト平面と地面を平行にして一眼レフにて撮影した。

図1

点errおよびerlは、イヤーロッドの中心を結ぶ線が顔の外側輪郭と交差する患者の右側および左側の点として定義されました (図 1 )。顔の正中線は、右瞳孔と左瞳孔の中心間の線の垂直二等分線 ( p ) として定義されました。errから顔面正中線までの距離とerlから顔面正中線までの距離の差をdFWとして定義した。軟部組織のメントン(me)は、標準化された顔写真上の顔の外側の輪郭の最も低い点として定義されました。間の水平距離私と顔の正中線は dME として定義されました。
また誤差を推定するために、パイロット研究のために 1800 人の患者のデータベースから 100 人の被験者がランダムに選択され、それぞれが 10 回測定されました。測定誤差の標準偏差は、dFW で 0.34 mm、dME で 0.49 mm でした。
また患者は、性別(男性または女性)、年齢(思春期前、思春期、または思春期後)、骨格パターン(骨格クラス I、II、または III)によって分類されました。男性で11歳9ヵ月未満、女性で10歳3ヵ月未満の患者は思春期前として分類され、男性では15歳8ヵ月以上、女性では14歳2ヵ月以上は思春期後群に分類された。残りの患者は思春期として分類されました。
結果の前にまず意外にも左右差のない患者が370名いました、全体の比率として約2割になります。
そして顔の大きさ(dFW)の結果がこちらです。

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