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「和食~日本の自然、人々の知恵~」展 観覧記録

国立科学博物館で行われている特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」に行ってきました。

日本の食文化。2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された…と書くとなんだかものすごいもののように思えてきますが、日本に暮らす私にとっては幼い頃から親しんだ身近なもの。そこに体系的な学びを得られるとより面白いかもと思って行ってみました。

行く前に考えていたのは、「どこまでが和食?」ということ。ラーメンやカレーなど、今や当たり前に食べているものも元は渡来品。すき焼きを始めとした肉食も明治以降の比較的最近の話なので、それも和食に含めるのかな?と。

実際、展示では肉に関するエリアはほぼなく、魚や野菜、出汁といった昔から日本に定着していた素材や文化の話が主として取り上げられていました。
先に書いた和食かどうか意見が割れそうな料理は、展示の最後でアンケートが取られており、世間の人たちの認識が割れていることが分かって面白かったです。私も友達と行ったのですが、意見が割れるんですよね笑

個人的な和食のボーダーは、「和食食べに行きたい気分の時、それ食べに行くか?」という感覚的なものだったんだなと気づきました。
迷ったときには、昆布や鰹の出汁が効いてるかとか、お味噌汁と合うかとか。
正解はないのでしょうが、こうやって感覚的なところを言葉にしていくのは楽しかったです。

いろんな大根。かわいい。

世界各地から流れ着いてきた色んな食材が日本に定着し、徐々に食の幅が広がっていく様はワクワクしました。和食にも歴史あり。過去の積み重ねが今の私のお腹を満たしてくれていると思うと、なんだか胸が熱くなりますよね。そんな感じの展覧会でした。

ちなみに、友人たちとの満場一致で和食判定だったのは鰻でしたので、鰻丼をいただきました。

ふわふわの鰻丼


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