「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」観覧記録
森美術館会館20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」に行ってきました。
幼い頃、某公害が発生した地域の近くに住んだことがあり、学校での被害者の方との交流経験もあった経験から、自分が足をつけているこの土地がどんな状態にあるのだろうかという関心はずっと心の何処かにありました。
東京に来てから環境系の話題とは縁遠くなっていたので、最近はどんな問題提起と取り組みがなされているのか知っておきたいと思って足を運びました。
日本の発展に伴って発生した多くの環境問題に伴って多くのアート作品が生み出され、それが今に引き継がれ私の前に現れていると考えると、良くも悪くも過去の人間の営みの上で私達が暮らしているんだなと改めて思いました。
色々と展示はありましたが、よく言う3R(Reuse・Reduce・Recycle)が基礎にあるのかなと感じました。ゴミとして捨てられていたホタテの貝殻を建材に再利用したり、街中で拾ったゴミをタイルに埋め込んだり、身近な薬になる野草を調べてみたり。
日頃忙しくしていると自分のことばかり考えてしまうよう時もあるかと思います。しかし私たちは私だけで生きているわけではなく、その土地とそこに住む人達と一緒に過ごしています。お互いの配慮を忘れず、気持ちよく暮らしていけるように配慮して暮らしていかねばと改めて思いました。
展示のスケール感は地球クラスのもっと大きなものでしたが、結局は自分ができる範囲で捉え直すことが大事かなと思ってこんな感想になりました。
地道で小さなことの積み重ねが、大きなことにつながると信じて。
ちなみに、写真に書いてある白い球は、真珠の養殖に関するインスタレーションで、見た目の綺麗さとは真逆の怨念こもったおどろおどろしい内容でした。
詳細は真珠の養殖の方法を調べてみたり、展覧会に運んでみてください。最後の方のエリアにありました。
チケットは大学生料金が設定されているので、学生証提示でお安く観覧することができました。また、私が行ったタイミングでは、「ヒルズアプリ」経由でチケットを購入すれば入場料金が50%オフになるクーポンが配信されており、通常よりかなり優待されました。ありがてぇ…。
また、図録は通販でも売っているようです。森美術館は遠いけど展示は気になる方や、重い図録持って帰るの大変って人は嬉しいですね。
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