呪文の書き換え。
仕事でかなり疲弊することがある。
まぁ、誰だって、仕事で疲れることなんてあるだろうけど。
それでも、誰かの小さな何かに助けられたり、
ちょっとした自分なりの乗り切り方で、
過ごしているんじゃないかと思う。
私の職場は、
トップが70歳なのだが、その時々の気分で言うことが違うし、
「それ、仕事の話しじゃなくて、ただの人格否定?」…と言うのもある。
往々にして、そう言うのって、多かれ少なかれあるのだろうと思っている。
でなかったら、人間関係に悩む人が、これ程多くないだろうと思うから。
昨日と今日、逆の事を言い出すとき、私はいつも
「認知症大丈夫?」
と、観察してしまう。
認知症は、管理者が多いのだ。
しかも、認知症は突然なるように言われるが、見ているとそうでもない。
認知症のタイプにより、突然なる方もいるが、ずっと以前から、認知症のように過ごしていて、日常生活に支障をきたし出して始めて、認知性と言う名がつけられる事もある。
なにせ、認知機能なんて、元々、人それぞれ違う。ただの個性とも言える。
日常生活に支障をきたしているかどうかの違いなのだ。
70歳の上司は、その年齢から、認知症?…と、言っているわけではない。
一つの事に、こだわりだすと、その意見が通るまで、怒鳴りだして止まらない。
そして、その意見は誰かを苦しめる理不尽なものが多い。
私の前任者とは、怒鳴り合いのケンカ?…を、永遠していたそうだ。
私に、怒鳴り合いなんて無理…。
仕方ないから、薄ら笑いを浮かべて、
「そうですね。分かりました。」
と、意味不明に繰り返している。
意地悪で薄ら笑いになってるわけではなくて、
自分としてはニッコリ微笑む…の、イメージなのだけど、
引きつっているだけ。
もしかしたら、卑屈なつくり笑顔になっているのかもしれない。
なんせ、自分の顔は見えないから。
私が何か説明しようものなら、手が付けられなくなる。
30分近く私は、開放されず、勿論、それは残業時間にプラスされる。
出来れば、3分で済ませたい。
その対策が
「そうですね。分かりました。」
なのだ。
そして、私に怒鳴りまくった意見なんて3日もすれば忘れて、
逆の意見を言ったりするから、熱り(ほとぼり)が覚めるまで、
出来るだけ触らない。
…詰まり、放置。
まァ〜。
コツを掴めば、なんとかやり過ごせるのだが、僅かなホコリのようでも、
毎日のことだと、ウンザリでは済まなくなる。
よく言われる、
メンタル、やられる…だ。
そこで私がとっているもう一つの対策。
魔法の呪文。
「モンスターは私のオアシスに踏み込ませない」
そう、心で呟いて、私の周りに丸く膜を貼るイメージをする。
そして、斜め左上を少し見上げる。
斜め左上を見上げるのは、脳が想像力を働かせるときにやる仕草だ。
逆に、意識的に斜め左上を見ると、脳は、
「あ、想像力使ってる。」
と、勘違いしだす。
ちなみに、嘘をつく時は右斜め上を見る。
でも、それも効果がなくなってきたので、
次の呪文を考えた。
う〜ん。
何がいいかな?
「エーティフィールド、ゼンカイ。」
うん、これにしよう。
エーティフィールドは心のバリアだ。
…そのままじゃないか。
こんなの呟いたら、なんか笑えるし。
魔法の呪文は、意外に効く。
自分を冷静にしてくれる。
この意見て、必要なのか?
妥当なのか?
改善すべきものか?
スルーすべきものか?
八つ当たりか?
冷静でいられれば、分類して、対処できる。
上司の気分に巻き込まれるのが、一番最悪だ。
そのまま巻き込まれて、自分否定なんかするなんて馬鹿らしい。
本当に馬鹿らしいし、無意味。
それでも、
自分否定しなくても、モヤモヤしてしまう。
そういう時は、無意識的に脳が停滞している。
本当に、脳血流は停滞するのだ。
その時に、左斜め上を向いて、魔法の呪文を呟くと、
「あ、私の頭、停滞してる。」
って、気付く事が出来る。
本当に脳血流は停滞する…と、書いたが、
うつ病は脳血流が停滞し続けている。
しかも、脳血流が停滞しているなんて気付けなくなる。
一時的な脳血流の低下のうちに、自分で気付けるのは大事かなと思う。
魔法の呪文なんて、考えてないで、仕事変えたら?
…と、思う方もいるかもしれない。
こんなの、ストレスに入らないと、思う方も、人それぞれ。
ストレス度
仕事の面白さ
お給料
私の尺度は、その3つ。
ストレス度は、他の2つを上回っていない。
と言うより、他の2つのために、
ストレスは上手くコントロールしたいと思っている。
きっと、大半の人はそう思っているんじゃないかな?
もちろん、コントロール不能と思ったら、次の場所を探すけど。
私は自分に優しくしたい派だ。