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『美しき緑の星』


この映画、1996年制作の映画です。

監督、脚本、主演を手掛けたのは、フランス人のコリーヌ・セローさん。

私が見たかった世界を、既に26年も前に映画にしてくれていてびっくり。
しかも、コメディ仕立てで笑えちゃう。
この映画は、日本で言うとバブルが弾けたあたりに上映されていたんだけど、きっと、その当時の日本では受け入れられなかったろうな〜と、思う。
監督自身も
「この映画は早すぎた。」
と、自ら言うくらいだから。

主人公ミラの住む世界は、全然現実可能だ。

貨幣経済なんかいらないし、分かち合えば余るんだし。

大量生産で利益を産むしかない世界は無駄なエネルギーも使うし、大量のゴミも出る。それをしなかったら、環境問題なんか簡単になくなってしまう。

ミラの星では、有害な物質を含む食品を買わない、有害な食品を販売したら罰金と言うのから、世界が変わっていった。
私には今の食品の有り様がどうなのかは分からないけど。でも、添加物の多さには驚くけど。

どこかの国が攻めて来るから、防衛費を増やすって言うけど、誰も戦わなければ防衛費より介護にお金を回した方が国民は幸せだ。…そう思うのが普通だと思うんだけど、普通じゃないんだよね😮‍💨
全ての国の政府関係者や戦争屋さん以外の国民は、
「え? 戦争? 行きませんけど。
だって、死にたくないもん。
オタクらが行けば?」
って言えばいいだけのこと。
戦争は儲かる。これも事実。でも、誰が儲かるかって、国民じゃないよね?
あなたが死ぬ必要などないんですよ。

そう思うのだけれど、誰かに煽られた不安を信じてしまうのかな?

ミラの住む星になれないのは、奪い合うことより、分かち合うと言う精神性になるのが難しいからだ。
だから、2025年、分かち合うしかない状況がやって来るのかも知れない。
ある意味、ショック療法。
でも大丈夫。
分かち合えば余る…byみつお

ミラたち家族がテレパシーみたいなので交信するけど、あながち出来なくもないと思うんだよね〜。
だって、誰だって、友達に電話しようと思ったら向こうから電話が来たり、LINEが来たりってあると思う。
むしのせらせ…だって、経験があるはず。電話並みにテレパシーで話せる人は稀だと思うけど、雑事に追われた現代の生活から離れたら、出来ちゃうんじゃないかな…って、思ってる。

26年前の映画が流行り出すって、この映画に何かを感じる人が増えたんでしょうね。
よければ一度ご覧ください。

今年も残りわずか。
来る年をどんな年にしたいですか?

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